シノプ、バルティン、カスタモヌ水害死者44 名に
2021年08月14日付 Milliyet 紙


ここ数年で最大規模の水害が発生している黒海地方西部では、死者の数が51人に達した。カスタモヌでは43人、スィノプでは7人が死亡した。バルトゥンでは、溢れた水に流された高齢女性の捜索が続けられたが、4日目に悲しい知らせがもたらされた。行方不明者の捜索活動が続いている。現地で分ごとに発生している事態は以下の通りだ。

黒海地方西部では、およそ3日間にわたって強い雨が降り続いた後、洪水と土砂崩れの被害が発生している。これまでにカスタモヌとスィノプで40人が死亡した。多数の家、車、オフィスが使用不能な状態に陥り、現地からは凄惨な様子が伝えられている。レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は昨日被災地を視察し、水害が発生している3県に非常事態宣言を発令した。

黒海西部地方では8月11日から強い雨が降り続き、その後バルトゥン、カスタモヌ、スィノプで水害が発生した。バルトゥン県ウルス郡、カスタモヌ県アズダヴァイ郡・イネボル郡・ボズクルト郡・キュレ郡・プナルバシュ郡、スィノプ県アヤンジュク郡では洪水の被害が発生している。水害の後、現地では救援活動が続いている。

■分ごとの被災地の様子

17時34分:AFAD(災害緊急時対策庁)の発表によると、カスタモヌでの水害による死者の数は43人に達したとのことだ。「水害の影響によりカスタモヌで43人、スィノプで7人、バルトゥンで1人が死亡した。9人が病院で治療を受けている」と発表された。

13時40分:AFADの発表によると「水害の影響によりカスタモヌで36人、スィノプで7人、バルトゥンで1人が死亡した。9人が病院で治療を受けている。バルトゥンでは、捜索が続けられていた行方不明者1人が遺体で発見された ということだ。

13時17分:バルトゥン県は、豪雨の後に発生した水害の影響で13の橋が崩落し、全壊・倒壊の恐れがある・半壊の建物が45軒あることを明らかにした。

11時44分:バルトゥン県ウルス郡のアキョレンソキュレル村では、4日前に水害により家屋が倒壊・浸水し、行方不明だったアリフェ・ウナルさんが遺体で発見された。ウナルさんの遺体は、家から600メートルの距離にある岩の間に挟まっていた。

10時50分:バルトゥン県での洪水により流された高齢女性の捜索活動が再開された。
8時52分:AFAD(災害緊急時対策庁)は、水害によりカスタモヌで34人、スィノプで6人が死亡し、バルトゥンでは行方不明者1人の捜索が続いていると発表した。

■県の発表

1時11分:カスタモヌ県は、水害が発生した地域で「250人から300人の遺体が見つかり身元が特定されていない」という内容の情報は事実でないと発表した。県は公式SNSで次のように発表した。「残念ながら、本日複数人により250人から300人の遺体が見つかり身元が特定されていないという内容の、事実に反する情報が発信された。我々の県ではこれまでに32人が死亡した。水害との戦いにおいて人の弱みにつけ込むような行為であり、我々はこの発信を批判する」

1時00分:内務省災害緊急時対策庁 AFAD)は、国家医療救援部隊(UMKE)・警察・軍警察により組織された捜索・救援部隊は、水害が発生した8月11日にエズィネ川流域で倒壊した建物の瓦礫の中で捜索を続けている。スレイマン・ソイル内務大臣、ムラト・クルム環境都市整備大臣は、水害で倒壊した8階建てのオルチェル・マンションの跡地を訪れ、捜索・救援活動が続く被災地の様子を視察した。

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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:51473 )