ライースィー師「アーシューラーのスローガンは全ての時代に当てはまる アーシューラーはどの時代においても圧政に抵抗するための教訓である」
2021年08月19日付 Hamshahri 紙
大統領は、「アーシューラーが提示しているものはどの時代においても圧政に抵抗するための教訓である」と述べた。
【ハムシャフリー電子版】大統領府ホームページによると、ホッジャトル・エスラーム・ヴァル・モスレミーン[※十二イマーム派ウラマーの位階において、アーヤトッラーに次ぐ地位]であるセイエド・エブラーヒーム・ライースィー大統領は、イスラーム太陰暦モハッラム月9日の夜に当たる水曜日の夕刻[西暦2021年8月18日]に、アーシューラーの同志らの集う偉大なるエマーム・ホセイン追悼会に出席し、「アーシューラーの最も重要な教訓は、我ら[エマーム・ホセイン]の思考、振る舞い、行動から教訓と模範を得るのが望ましいと仰ったアバー・アブドッラー・ホセイン(彼に平安あれ)[以後割愛](注:エマーム・ホセインと同意)ご自身のお言葉の中に見受けられる」と述べた。
大統領は、カルバラーの出来事を全てのエマーム・ホセイン追悼者に教訓を与えるものであると述べ、「本日は、イランにおいて殉教者の血とアーシューラーの参加者らの祝福に向けた高貴な機会が我々に与えられたが、アバー・アブドッラー・ホセインの名と意図に倣い、今年のアーシューラーをかつて行なわれた時と同じ方向性で実施しなければならない。問題を整理し、エマーム・ホセインの振る舞いに基づき社会の名誉と幸福のために尽力しなければならない。」と加えた。
大統領は、「アーシューラーが提示するものは、どの時代においても正義、権利重視、権利追及及び圧政に抵抗するための教訓であり、それらを保証するものである。アーシューラーは生き方の道標である。」と続けた。
ライースィー師は、アーシューラーのスローガンは全ての時代に当てはまるものであり、単に一つの特定の時代だけに当てはまるものではない、ということを言及した上で、「エマーム・ホセインはあることを語った際に『私と類を同じくする者はヤズィードのような支配者に臣従を誓うことはないだろう』と述べているが、これは長きにわたる歴史を通じた一つのスローガンであり、正義を求める全ての者たちと圧政を糾弾する全ての者たちの歩む道を照らす灯りであり、我々の親愛なる司令官であるシャヒード・ソレイマーニー氏のような多くの殉教者が今日までそれに追随してきたところのものである。」と指摘した。
大統領は、人類社会の変革がエマーム・ホセインの血と結びついており、カルバラーの殉教者の神聖な血が世界中に日に日に変革をもたらしていることに言及し、「全てのエマームがアーシューラーとそのメッセージに注目しているのはそのためである。アーシューラーは現代にもあるもので、その明確な顕れはイランにおけるイスラーム革命と当地域のイスラーム運動である。」と述べた。
ライースィー師は、アーシューラーに至るまでの一つ一つの事柄は極めて綿密に、かつ計画に基づいて進められたことに言及し、「アーシューラーは、宗教の敵の見地からはその参加者らの最期の日ということになったが、神の意図によりこの歴史的に重要な日は、偉大なる動きの誕生と始まりの日へと変わったのである」と加えた。
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( 翻訳者:TR )
( 記事ID:51523 )