アフガニスタン国内での音楽禁止を決定したタリバンが、民俗音楽家のファヴァド・アンダラビー氏を殺害した。アンダラビー氏は自宅から引きずり出されて殺害されたと報告されている。元内務大臣のメスード・アンダラビー氏が、この民俗音楽家が殺害されたことを投稿した。

タリバンは、新生アフガニスタンでは音楽が禁止されると発表し、民俗音楽家のファヴァド・アンダラビー氏を殺害した。 ファヴァド・アンダラビー氏はバグラーン州アンダラーブ県キシュナバード村の自宅から強制的に連れ出され、殺害されたと明らかにされた。

元内務大臣のメスード・アンダラビー氏は、次のような投稿でこの民俗音楽家の殺害を発表した。

「アンダラーブではタリバンの残虐行為が続いている。タリバンは今日、この谷とここに暮らす人々に喜びだけをもたらしてきた民俗音楽家ファヴァド・アンダラビー氏を無惨に殺害した」

元内務大臣は、アンダラビー氏が歌っている画像を共有し、「この歌にあるように、 『我らの美しい谷、我らの祖先の土地』は、決してタリバンの圧政に屈することはないだろう」と書き込んだ。

■音楽禁止

タリバンのザビフッラー・ムジャーヒド報道官は、先週、ニューヨークタイムズ紙のインタビューの中で、イスラムでは音楽は禁止されていると主張し、公の場では（音楽が）禁止されると述べた。ムジャーヒド氏は、 「イスラムでは音楽は禁じられているが、我々タリバンは人々を抑圧することなく禁止事項を行わないよう説得したい」と語っていた。

このインタビューの前にも、ソーシャルメディアではタリバンがアフガニスタン音楽研究所（ANIM）を攻撃し、校内のあらゆる楽器が破壊され、扉が施錠される画像が拡散されていた。

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（ 翻訳者:原田星来 ）
（ 記事ID:51536 )