ラジオ・ナマーイェシュ[訳注:namāyeshは演劇などをはじめとするパフォーマンスを意味する]の前局長と現局長の二名は、開局10周年を記念した特別番組「ペイダーヤッシュ[peydāyesh:出現]」に出演し、このラジオ局の開局当時について語った。
ラジオ・ナマーイェシュ広報によると、特別番組「ペイダーイェシュ」において、初代局長マフムード・ゼンデナームと現局長モフセン・ソウハーニー、およびラジオ・ナマーイェシュの俳優たちは、本ラジオネットワークの「出現」について会談を行った。
マフムード・ゼンデナーム初代局長は、このラジオネットワークについて以下の様に振り返った。「当時、国営放送局の発展に向け、多くの新しいネットワークが設立された。ラジオ・ナマーイェシュもそのひとつであり、その始動は演劇の構造が複雑であったため、二倍の労力を要した。」
同氏は続けて、「その当時、二つのテレビネットワークの番組・プロジェクトマネージャーであった私は、ラジオ演劇芸術総局の統括を引き受けるよう招かれた。この総局は、様々な時期にラジオの多様な演劇を、諸々のラジオネットワークのために製作していた。あるクールで国営放送は、ラジオ演劇専門ネットワークを創設することを決定した、多大なる努力で1390年3月[西暦2011年5〜6月]に同局が開設された」と述べた。
ゼンデナーム元局長は、「ラジオ・ナマーイェシュが自身の人生の上がり下がりとともに続いた10年だった。このシリーズの若きディレクターたちの一人、ソウハーニー氏のアクティブで若者志向的な努力家の存在と、誠実で責任感の強い人柄で知己のラジオ担当副理事長バフシーザーデ氏により、ラジオ・ナマーイェシュが大きく力づけられんことを、そして神の恩寵によりこのラジオネットワークが次の10年への歩みを堅実に踏み出さんことを願っている」と述べた。
現ラジオ演劇芸術総局局長兼ラジオ・ナマーイェシュ局長モフセン・ソウハーニー氏はこれに続けて、「ラジオ演劇が、初期の絶頂期から陰りが見えた時期だった。このネットワークの局長としての第一歩は、その原因を調査することだった。リスナーアンケートと市民からの問い合わせやメッセージの調査を行って我々が理解したことは、市民の主要な意見もまさにこのようなものだった。」
彼は、「ラジオ・ナマーイェシュは10年を迎えたが、ラジオ演劇の開始とラジオ演劇芸術総局の設立から80年が経過している。現在、我々の基本計画は、この文化的精神遺産を再生させることである」と続けた。
同氏は、「ラジオ・ナマーイェシュ開局記念日に、このシリーズの俳優たちに私が伝えられる良い知らせは、尊敬すべきラジオ部門副理事長とともに、彼らの報酬に対する要求にこたえることだ。私たちがこの親愛なる人々への恩義に報い、クリエイティブでアクティブで最新のラジオ演劇を制作したいと望んでいる」と強調した。
ラジオの特別番組「ペイダーイェシュ」と同名のドキュメンタリー映画が、本日18時にラジオ・ナマーイェシュのインスタグラムにて公開される。
この映画は、ラジオ・ナマーイェシュの公式ページでアミール・シャイービー監督とメイサム・キャリーミー氏によって制作されている。
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( 翻訳者:AT )
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