最新ニュースによると、エルドアン大統領とUAEのムハンマド・ビン・ザーイド皇太子の会談が終了した。二国間では直接投資を含む合意が交わされた。アブダビ開発ホールディングスのCEOであるモハメド・ハサン・アル・スワイディが行った会見で、「UAEがトルコに投資を行ううえで、100億ドル規模のファンドを設立する」と述べた。また、メヴリュト・チャヴシュオール外相は、12月にアブダビに訪問予定である。
トルコとUAE間の、多くの分野における業務提携を含む10の異なった合意への調印式が、エルドアン大統領とムハンマド皇太子の参加のもと行われた。
エルドアン大統領は、外交訪問をするにあたりトルコに訪れたアブダビのムハンマド皇太子と対面したのちに、政府高官間でも会談が行われた。
会談の後、合意への調印式が行われた。二国間で多くの分野を含む10の異なった合意が交わされた。
■10の合意が交わされた
最新ニュースよると、トルコとUAE間で、マネーロンダリングとテロ資金供与の防止など金融情報の交換に関する合意、アブダビ港湾会社とトルコ財産基金(TVF)間における合意、アブダビ開発ホールディングス(ADQ)とTVF間における合意と業務提携に対する合意、ADQと大統領府投資オフィス間の合意、アブダビ証券取引所とイスタンブル証券取引所間の合意、トルコ共和国中央銀行と、UAE中央銀行間の業務提携に対する合意、トルコとUAE間の税関に関する事務業務提携と協定、エネルギー分野における業務提携に関する合意、そして、環境分野における業務定期に関する合意が交わされた。
合意では、トルコ側はムラト・クルム環境都市整備気候変動相、ファーティフ・ドンメズエネルギー天然資源相、メフメト・ムシュ・貿易相、シャラップ・カヴジュオールトルコ中央銀行総裁、エリシャフ・アルジャンイスタンブル証券取引所所長、サリム・アルダ・エルムトTVF総裁、そしてブラク・ダールオール大統領府投資オフィス長が署名した。
また、メヴリュト・チャヴシュオール外相が12月にUAEを訪問することもわかった。
■100億円規模の基金
ADQのCEOであるモハメド・ハサン・アル・スワイディ氏は、「UAEはトルコでの投資をする上で100億円規模の基金を設立する」と話した。
エルドアン大統領とムハンマド皇太子が上記で交わした10の合意ののちにADQのCEOであるスワイディ氏は大統領官邸において記者会見を行った。スワイディ氏は皇太子がエルドアン大統領の招待を受諾しトルコを訪れたことを述べ、「この外交訪問と会談は最終的にはUAEがトルコで投資を行う上で100億円規模の基金を設立することにつながった」と話した。
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( 翻訳者:瀬戸慈弘 )
( 記事ID:51904 )