ボアジチ大学学生、出廷「51日間独房にいる」
2021年11月25日付 Cumhuriyet 紙
ボアジチ大学に大統領により学長として任命されたメリヒ・ブルに対するデモに参加したために起訴された51人の学生が出廷した。別件で逮捕されたジャネル・ペリット・オゼルが「51日間独房にいる」と述べる一方で、オメル・サルカヤは嫌疑を否認し、「何年もの間平和に過ごしていた大学を、彼らが壊滅させた」と話した。一方で、被害者は訴えなかった。
タイイプ・エルドアン大統領によって最初はメリヒ・ブル、次いでナヂ・インヂが[学長に]任命されたことに抗議する学生らは、2021年2月1日にボアジチ大学南キャンパスで抗議運動に参加し、キャンパス内に入ってきた機動隊によって逮捕された。拘留された者の一部は、特別治安部隊隊員が語った状況説明の結果、「法令2911号違反」と「人々から自由を奪う」罪を犯したという罪状で起訴となった。
イスタンブル第49第一審刑事裁判所の法廷は狭いため、より広い第24刑事裁判所において行われた審理には、別件で逮捕されたジャネル・ペリット・オゼル容疑者も召喚された。審理には、共和人民党のセズギン・タンルクル国会議員や労働党のアフメト・シュク国会議員、学生らや弁護士らが立ち会った。
■被害者は訴えなかった
被害者は、一切害がなかったとし、被告らを訴えなかった。
■「51日間独房にいる」
逮捕されたジャネル・ペリット・オゼル被告は陳述の中で事件が起こった日は友人が逮捕されたことに抗議するためにデモを行ったと言及し、「我々は泥の中を引きずられ逮捕された。警察に連れていかれた。51日間独房にいる」と述べた。アフメト・ベルク・クルト被告は、「前にも述べた。出国禁止を撤廃するよう求める」と述べた。
メフメト・ヴェラト・インヂは、「私はいかなる罪も犯していない。その日、我々は大学から出ることができなかった」と述べた。エムルッラー・ユジェルは、こう述べた。「その日は大学から出ようとしたが、出られなかった。我々は平和的にそこで待っていた。出入りを禁じることはしなかった。我々はそこでひもじかった。司法的観察措置の撤廃を求めている。」
■「我々の逮捕時には1ドル7リラ」
オメル・サルカヤは嫌疑を否認し、「何年もの間平和のうちに過ごしてきた大学を彼らは壊滅させた。我々を泥の中を引きずって逮捕した。誰とも問題はなかった。3日間食料も水もない状態で放置された。ボアジチ大学の学生の大半が[卒業までに]国外で教育を受けている。我々は9か月間司法的観察措置を受けている。我々の逮捕時には1ドルは7リラであった。現在、出国を望む学生はその2倍を支払っている。司法的観察措置の撤廃を要求する」と述べた。
裁判長はマスコミ関係者に退廷を望んだが、弁護士らの反対に遭い断念した。審理は弁護士の反証によって続いている。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:関口ひなた )
( 記事ID:51908 )