イラン大統領 政府の経済レッドラインを発表
2021年12月12日付 Hamshahri 紙


 イラン大統領は、1401年度[西暦2022年3月21日~2023年3月20日]予算では富の公平な分配が見込まれているとし、「1401年度予算案では、8%の経済成長を目標としている」と述べた。

【ハムシャフリー電子版】ホジャットル・エスラーム・ヴァル・モスレミーン[十二イマーム派ウラマーの位階において、アッヤトラーに次ぐ地位]のセイエド・エブラーヒーム・ライースィー大統領は今朝(日曜日)、1401年度予算案を提出するため、イスラーム評議会[イラン国会]に出席し、議会の公開会議で次のように述べた。「今日、さらなる発展を目指し、水、電気、ガス、工業、鉱業、教育分野に関する問題について様々な取り組みが行われている。しかし、我々は経済的・社会的分野において深刻な問題に直面しており、ジハード[神の道のための献身的な努力]的な行動、そして綿密な計画が必要である。」

 また、大統領は次のように強調した。「革命指導者は常に、予算構造改革、投資と雇用の促進、銀行制度改革、ビジネス環境の改善を重視してきた」

 大統領声明のうち最も重要なものを通信社からの引用により続けてみておこう。

*「現状を見てみると、経済問題の原因として、経済成長の鈍化、インフレの進行、不安定な経済、国土の不均衡な開発、質の低い予算編成が挙げられる。」

*「これまで皆を悩ませてきた深刻な問題は、イラン国内の能力を活用すれば多くのことが行えたにも関わらず、経済が外部の意思に結び付けられていたことである。」

*「(今年度の予算案で見込まれた経済成長に言及し)1401年度予算案では、8%の経済成長を目標としている。」

*「1401年度予算では、富の公平な分配が見込まれている。我々は、様々な部門開発の均衡を保ったうえで、その公平さについて検討するつもりだ。」

*「1401年度予算の第一の目標は経済の安定であり、赤字解消がその条件となる。銀行は、規律を遵守して運営されなければならない。」

*「マネタリーベースの増加と中央銀行からの借入は、1401年度予算のレッドラインである。」

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( 翻訳者:HR )
( 記事ID:52026 )