チュニジア:UAEに「遺物」を贈呈したとのうわさを否定
2022年01月24日付 al-Quds al-Arabi 紙


■チュニジア文化省がUAEへの遺物「贈呈」に関する噂を「根拠がない」として否定

【チュニス:本紙】

チュニジア文化省は、SNSで広まっている、同国がUAEに遺物を「贈呈」したとのうわさを否定した。

同省は土曜日に発表した説明のなかで、「SNS上のいくつかのページで広まっている、チュニジアによる遺物の寄贈に関する全ての主張は根拠がないでたらめである」と述べた。

同説明は次のように続けた。「チュニジアはその全ての構成要素において、自国の遺産を、多様なチュニジアのアイデンティティから切り離すことが不可能なものとして、持続可能な経済発展の支流の一つとして、さらにそのうちのいかなる要素も失われたり、ぞんざいに扱われることが許されないものとして捉えつつ、それらの評価・保護に主眼を置く明確な方針に基づいて、それらを取り扱っている」。

これに先立ちFacebookページ「ウィキリークス・チュニジア」では、同国のカイス・サイード大統領から、アブダビのムハンマド・ビン・ザーイド・ビン・スルターン・アール・ナヒヤーン皇太子へと送られた贈呈品について説明した「極めて危険な書類」とされるファイルが公開されていた。またこの書類には、カルタゴ時代(紀元前800年)の考古学モザイクパネル(の贈呈)を含む多くの協定が記載されていた。



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( 翻訳者:土屋伶斗 )
( 記事ID:52279 )