アフガニスタンからペット304匹、救出
2022年02月02日付 Yeni Safak 紙
世界的に有名な援助機関が、貨物飛行機をチャーターしてアフガニスタンに行き304匹の捨てられたペットを救出した。カナダへ向け出発した飛行機は、ロシア領空を飛行できなかったため、やむを得ずアンカラへ着陸した。アダナから出発した8人の動物愛好家は、飛行機のもとに向かい動物の治療をした。15時間、動物達を看た後に再び離陸した飛行機は、カナダへ向かった。
Global Animal Rescue (SPCA)は、アメリカ軍の撤退の後、アフガニスタンの首都カーブルで遺棄され、中には特別な品種も含まれる304匹の猫と犬を救出することを決定した。
ロシアのイリューシンIL-76貨物飛行機をチャーターした同組織は、日曜日にカーブルへ行きカーブル小動物救出チーム(KSAR)と共に、304匹の動物を救出した。カナダへ向け再び出発した飛行機は、ロシア領空を飛行する許可が下りなかったため、やむを得ずアンカラへ着陸した。
飛行機の一行はトルコに着陸する予定であるとアダナの動物愛好家であるデヴラン・ナズさんへ知らせた。この知らせを受けて、ナズさんはアダナの治療獣医クリニックに勤める4人の獣医と3人のボランティアと一緒にアンカラへ向かった。アンカラ県知事府から特別な許可を得た彼らは、飛行機へ行き動物の治療をした。15時間後に再び離陸した飛行機は、まずアイスランドへ行き、次いでカナダへ向かった。
動物たちはカナダのバンクーバーで養子縁組に引き取られる予定である。
■「トルコは飛行機をとてもよくもてなした」
アダナからアンカラへ赴いたナズさんは、イフラス通信社の取材に答えた。ナズさんはトルコが飛行機をとてもよくもてなしたと述べ、「アフガニスタンの戦場から304匹の猫と犬が救出されています。機内にアメリカ国民がいたために、飛行機はロシアの領空を飛行できませんでした。アンカラへやむを得ず着陸し、友人が私に連絡してきました。私たちはここから行き、15時間の間病気の動物の治療を行いました。空腹で水も摂れなかった動物たちへ食べ物を与えました。短時間で、全ての許可を得ました。誰も支障を引き起こしませんでした。大変ありがとうございます。トルコはこの飛行機をとてもよくもてなしました。」と話した。
ナズさんは、動物たちはカナダで養子縁組に引き取られる予定で、SPCAと共に今後トルコで組織を作る予定である、と述べた。
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( 翻訳者:伊永勇人 )
( 記事ID:52406 )