エルドアン大統領、ドバイExpo訪問
2022年02月15日付 Hurriyet 紙


エルドアン大統領は、ドバイ万博を訪れ、短い演説を行った。エルドアン大統領は「アラブの国で初めて行われる国際博覧会、ドバイ万博を、新しい未来を共に築く誘いとして評価する」と述べた。

アラブ首長国連邦を訪問したレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領はトルコ・ナショナルデーを記念した式典に参加した。

エルドアン大統領は、式典の際の演説で、『心を繋ぎ、未来をつくる』という2020年ドバイ万博のテーマは、たいへん有意義なものであると評価した。また、「我々は、より明るい未来について共に考え、その実現に向け共に行動し、そして共通の利益の為に団結する必要がある。」と述べた。

エルドアン大統領は、農業からエネルギーまで、そして環境から経済まで、全ての分野を持続可能なものにすることが第一の目標として現れているとし、次のように続けた。「世界は、環境や健康をはじめとした惨禍や新たに浮上する課題に直面している。我々は、これらに対する解決策を模索することを余儀なくされている。農業からエネルギーまで、そして環境から経済まで、全ての分野を持続可能なものにすることが第一目標として現れている。それは、環境、すなわち自然がアッラーの創造物でありお預けになられたもの、とみなしているからである。全ての人にとって生活に欠かせない自然環境を保護することは、神の恩寵によるものではなく、[信徒の]義務であると信じている。『人々の幸福のもとに国が存在する』という我々の考え方は、環境保護を含む広い意味を表す。この言葉の解釈に沿った環境政策や開発政策の推進に尽力している。

2017年に開始し、私の妻のエミネが指揮を執る『廃棄物ゼロ』プロジェクトは、この点で主要な例といえる。このプロジェクトにより、現在まで200万トン以上のごみがリサイクルされ資源として活用されてきた。そして、300万トンの温室効果ガス排出が抑制され、2億6500万本の木が伐採を免れた。 我が国は、森林資源が増している、世界で数少ない国の一つである。また、トルコは、再生可能エネルギーによる発電量が、ヨーロッパで5番目、世界で12番目に多い。パリ協定の批准を認めている我々は、2053年を見据えた第一の目標として、グリーン開発革命を発表した。」

エルドアン大統領は演説でトルコ自動車開発グループ(TOGG)にも触れ、「我々が環境政策に力を入れていることを示すもう一つものとして、トルコ初の電気自動車TOGGにもこの場で触れておきたい。この車は展示場でもモデルをご覧になられた、来年の初めからライン生産されるものである。このTOGGが環境保全に果たす役割の大きさは明らかである。持続可能性をテーマとする開催地の万博にトルコが参加したことは、この分野における我々の強固な姿勢を示すものである。いずれにせよ、我々が目指しているのは、単に発展、成長、富を成すことではなく、人間、自然、環境を尊び発展することである。これは、我々の信仰や文化が我々に示している道筋である。文明の原初から未来を造る、というテーマで構成されている我々の展示スペースの背景にもこうした考え方がある。我々の展示スペースでは、我々の長い歴史、古からの地域の遺産、力強い産業、活力に満ちた貿易を表現している。」と述べた。

エルドアン大統領は、短期間での展示の完成に貢献した全ての人々に感謝を表明し、「アラブの国で初めて行われる国際博覧会、ドバイ万博を、新しい未来を共に築く誘いとして評価する。建国50周年をこの盛大なイベントと共に迎えた我が兄弟、アラブ首長国連邦に再びお祝い申し上げる。」と言った。

■エルドアン大統領、ドバイ万博を訪問

エルドアン大統領は、アラブ首長国連邦の都市ドバイへの公式訪問の際、ドバイ万博を訪れ、芳名帳に記入を行った。

■エルドアン大統領、ドバイ万博のトルコの展示を訪問

ドバイ万博を訪問した同大統領は、トルコの展示スペースを訪れ、訪問者らと挨拶を交わした。

■エルドアン大統領、アゼルバイジャンの展示にも

エルドアン大統領はドバイ万博訪問の際に、アゼルバイジャンの展示スペースも訪れた。

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( 翻訳者:金子萌 )
( 記事ID:52564 )