レジェップ・タイイプ・エルドアン大統領が、アフリカ3か国外遊ツアーの最初の目的地であるコンゴ民主共和国に到着。コンゴ民主共和国フェリックス・チセケディ大統領から公式式典で歓迎を受けた。
レジェップ・タイイプ・エルドアン大統領が、2022年2月20日18時25分にコンゴ民主共和国に到着したと正式報道があった。エルドアン大統領は、コンゴ民主共和国のフェリックス・チセケディ大統領から公式式典で歓迎を受けた。式典では、両国の国歌が斉唱された後、エルドアン大統領から軍の分遣隊に敬意が表された。 エルドアン大統領は今回の訪問のなかで、チセケディ大統領との二者会談および代表団同士の会談を開催する予定である。また両国間で署名される協定の調印式にも出席するほか、両国首脳による共同記者会見も予定されている。
エルドアン大統領の外遊には、メブリュト・チャブシュオール外務大臣、スレイマン・ソイル内務大臣、フルシ・アカル国防大臣、メフメト・ムシュ商務大臣、アディル・カライスマイルオール運輸・インフラ大臣、メフメット・ムハッレム・カサプオール青年スポーツ大臣らも同行している。
訪問団には、アフリカへの投資を計画するビジネスマンも多数同行しており、トルコとアフリカ諸国の相互関係について全面的な話し合いが行われる予定。
■対面での会談
レジェップ・タイイプ・エルドアン大統領とコンゴ民主共和国のフェリックス・チセケディ大統領との対面形式による会談が実現した。
■コンゴでの鉱山採掘の可能性
会談では主に、両国間の貿易関係の拡大、新たな投資機会、そして第三国における「win-win」原則に基づく協働に焦点が当てられる見込み。また今回の一日がかりの訪問の間に、トルコ―コンゴ間の貿易量を2億5000万ドルにまで増加させること目指す新たな投資機会についても議論されることになっている。
さらに訪問中には、地下資源をはじめとし、防衛産業、港湾投資、農業および農産業の分野で、取られるべき方向性も検討される。
コンゴはアフリカで2番目、世界で11番目の面積を有し、地下資源がきわめて豊富である。トルコのビジネスマンらは、そうした国でエネルギー・鉱業分野で新しい投資を行うための合意締結を企図している。
■新たな投資チャンス
一方、ギニアビサウ共和国への訪問は、トルコからの大統領レベルの公式訪問は初となる。会談では、アフリカ3カ国とトルコの間での新たな投資および貿易に関する協定への調印が予定されている。エルドアン大統領のアフリカ諸国との交流は、同地域での新たな協働と、トルコのビジネスマンが同地に対して行おうとする投資増加をもたらすという点で有益となる。
■「新たなる世代の宝石」として知られる
セネガル共和国首都ダカールは、今年、アフリカ諸国では初めてユースオリンピックのホストを務める。ダカール・アリーナはトルコの建築会社が設計したもので、アリーナから数百メートル先にあるオリンピックスタジアム複合施設もトルコのSumma社が工事を手がけた。
セネガルのサッカーを称え「新たなる世代の宝石」と呼ばれるこのスタジアムにかかった費用は2億3800万ユーロ(約310億8600万円)と言われる。マスタープランの一部であるスタジアムの建築計画は、スタジアムエリアと都市構造の中間に視覚的かつ社会的な都市関係を確立することが目指されている。
■ダカール・オリンピック・スタジアムの落成式
エルドアン大統領は、今回の外遊で2番目に訪れるセネガルで、トルコ企業が建設した5万席を誇るダカール・オリンピック・スタジアムの落成式に出席する。式典には、セネガル共和国のマッキー・サル大統領と、招待された各国首脳らも参加する。エルドアン大統領とマッキー・サル大統領の両者はセネガル・トルコ・ビジネスフォーラムの議長も務めており、両国間の貿易量を10億ドルまで増加させるために取るべき措置について議論する予定である。
また、エルドアン大統領はセネガルとの交流活動の一環で、新築された在ダカール・トルコ大使館の正式オープニングを執り行う。この大使館の建物は、ソマリアとナイジェリアに次いでアフリカで3番目に巨大な大使館となる見込みだ。なお、エルドアン首相のアフリカ外遊の最終目的地はギニアビサウ共和国となっている。
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( 翻訳者:原田星来 )
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