イスタンブル中心部でロシアへの抗議集会―ウクライナ人
2022年02月26日付 Milliyet 紙
イスタンブル在住のウクライナ人が、ロシアによるウクライナへの軍事行動に対しバヤズット広場で抗議を行った。
イスタンブル在住のウクライナ人たちはバヤズット広場に13時に集合した。トルコとウクライナの国旗とプラカードを掲げた集団がスローガンを叫んだ。集団は、ロシアによるウクライナへの軍事行動に抗議を行い、涙を流している参加者の姿もみられた。警察部隊が広場に厳重な保安体制を敷いた。
■「連絡が取れない」
ウクライナ人のアンズハラ・ペリットさんは、「状況は悲痛なもので、助けを必要としています。私の友人たちはウクライナにいます。連絡を取ることができていません。ウクライナに行きたいのですがルートは遮断されています。プーチンをなぜそこまで恐れているのかと私は問いたいのです。私の親戚たちは、『戦車がたくさん来ている。』と言っています」と話した。
■心も頭もウクライナに
トルコに語学学習のため来たと話すファリダ・アハイエヴァさんは、「ウクライナでは爆撃のため、誰も眠ることができません。キエフが爆撃されています。誰も何もしてくれません。世界は、ロシアが怖いので黙ってみているだけです。私の家族はウクライナに取り残されています。私はここイスタンブルにはたった一人で来ています。家族と連絡を取ることは出来ていますが、家族たちは私を怖がらせないために何も話しません。ウクライナに向かいたいですが、母が『少なくともお前は安全だ』と言いました。私の心も頭もウクライナにあります。眠ることができません。」と話した。
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( 翻訳者:宮崎友裕 )
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