オデッサ在住のトルコ人学生、恐怖の状況を語る
2022年02月28日付 Cumhuriyet 紙

ロシアのウクライナへ向けた攻撃が5日目も続く中、ウクライナ在住の多数のトルコ人は救援を待っている。この中の一人が、オデッサで教育を受けているトルコ人学生ラシーム・ギョカクンさんである。

ジュムフリイェットTVで話したギョカクンさんは、ロシアの攻撃が始まるとの情報はここ3カ月の間聞いていたが、「フェイクニュース」と占領の情報を「真剣にとらえていなかった」と述べた。

■戦争というニュースを見るや否や爆発音を聞いた

ギョカクンさんは、ロシアの攻撃が始まった時間に起きていたとし、「『ロシアがウクライナに宣戦布告した』というニュースを見てすぐに周囲から爆発音を聞いた。その時、私は何もできなかったのでSNSのライブを開いた。家族をとても愛している。SNSという方法で私を見た人が家族により早く伝えてくれると考えた。すぐにカバンを取り、荷物を詰め込んで友人達を起こした。」と述べた。

■国境へ行くために私たちが呼んだタクシーはロシア国歌を流した

爆発音を聞くや否や国境に行くためにタクシーを呼んだと述べたギュルテキンさんは、タクシー運転手が2倍の値段を要求したとした。呼んだタクシーはロシア国歌を流しながらやってきて、自分たちをからかったという。その際にタクシー運転手は「2つのバルーンが爆発して、この国を出て行くのか。」と言ったと伝える。

■大使「ここはあまり安全ではない。良ければシェルターに避難してください。」

テュルクメン人の友達の車でオデッサにあるトルコ総領事館に行き、領事と話したと説明したギュルテキンさんは、自分たちに「ウクライナでの最後のトルコ人が出国するまで私たちはここにいる」と言われとし、「あなた方が望むならばシェルターに避難してください。ここはあまり安全ではない。私たちはロシア側ではなかったから。ウクライナ側だった。どのような形であれ占領状態となれば、ここを攻撃しうる。」と警告されたという。

■人々が逃げないよう

道で多くのガソリン[購入]を待つ列があり、ATMの前もとても混在していたと述べたギュルテキンさんは、100米ドルを超える現金を引き出すことは禁止されており、1米ドルは30フリヴニャであるが、実際は60フリヴニャであり、「人びとが手持ちのお金をフリヴニャから米ドルに換え逃げないよう、そうしたらしい」と伝えた。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:52737 )