ロシアの軍事行動が継続しているウクライナから送還されたトルコ人たちの母国への帰還が続いている。休暇のために向かったオデッサで爆発を目撃したヤヴズ・ドンメゼル氏は、ルーマニア国境へ8km歩いたと述べながら、「神よ、戦争が誰一人の身に降りかかることがありませんように」と語った。
ロシアの軍事行動が行われているウクライナで生活をしているトルコ人たちの母国への帰国が継続している。外務省の組織によってルーマニアからバスへと乗せられ、中にはウクライナ人も含まれている30人は、エディルネからブルガリアに開かれているハムザベイリ国境門からトルコに入国した。オデッサへは休暇のために入国をしたヤヴズ・ドンメゼル氏は、モルドヴァ国境にまで借りた車両で入ったが、混雑のために車を放置して、8キロ歩いたと語った。オデッサで爆発を目撃したと語ったドンメゼル氏は、「自分のいる場所のバルコンへと、たまたま出た際に爆発を自分の目で見ました。パニックのために何もすることが出来ませんでした。ショック状態で、最初の日は(ウクライナから)離れたいとは思いませんでした。なぜなら皆が焦っていたからです。「何もないだろう。」と考えましたが、更に後に通りからかなりの爆発音を聞きました。さらに次の日、「最も近い国へ、モルドヴァへ向かおう。」と言いました。しかしながら、何キロメートルにも渡り列が続いていました。約5時間、車で国境で待機しました。更に後に、車を後にして、歩き始めました。私は約8キロメートル歩きました。」と語った。
■『ウクライナ国民は、とても勇敢だ』
歩きながら通り過ぎたモルドヴァでは、皆がウクライナから来る助けとなったと述べるドンメゼル氏は、『勇敢な人たちがいます。どこに向かおうをしても、そこまで連れて行ってくれるのです。私のことを、一人のモルドヴァ人がキエフにまで連れていってくれました。日が暮れないうちに到着出来ました。ある家族は、私にコーヒーを一杯ごちそうしてくれました。ある家族は、私のためにホテルを見つけてくれ、更に後にキエフ大使館へと向かいました。とても大変な何日間でした。すぐに事態が終わることを願います。そこに暮らすウクライナ人たちはとても良い人たちで、未だにその他の人たちのための手伝いをしています。とても勇敢で、毅然とした態度です。アッラーのご加護がありますように。アッラーは争いを誰にももたらすことはありませんように、起こさせませんように。』と語った。
妻、そして娘とともにトルコへ向かったムラト・オズデン氏は、安全な形でたどりつくことが出来たことを幸福に思うと述べながら、自分のことを手助けしてくれた全ての人々に感謝をした。」
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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:52758 )