アンタルヤ外交フォーラム開催
2022年03月11日付 Hurriyet 紙

速報によると、メヴリュト・チャヴシュオール外相が今年で、2回目の開催となったアンタルヤ外交フォーラムで演説した。チャヴシュオール外相は「アンタルヤ外交フォーラム(ADF)の参加者とADFが置かれている状況、雰囲気を見ると、ここはまるで国連のような環境を呈している。アンタルヤで団結した知性がそうした雰囲気を作り上げている。さまざまな問題や違いを頭で考えて解決しなければ協働はできない」と述べた。

アンタルヤ外交フォーラム(ADF)の開会に際して演説したメヴリュト・チャヴシュオール外相は、昨年初めて開催されたADFが今年は知名度の高い会議になったと述べた。

チャヴシュオール外相は「ADFはトルコの外交に対してだけではなく、地域や世界の外交にも考える環境を提供している。フォーラムのスローガンを映し出す『共に考え、共に行動』という考え方が、17人の国家元首、80人の大臣、39人の国際機関の代表を含め75か国からの参加者を一堂に集めた。世界の国々の40%が、この場に最高レベルの代表者を派遣している」と述べた。

「外交はより積極的になるべき」
チャヴシュオール外相は、外交における新しい言葉(発信)と理解の必要性を強調したうえで次のように述べた。

「エルドアン大統領が2017年に国連総会で述べたように、我々は新しい混沌と圧政の波に屈する脅威に相対している。外交を平和と発展に、すなわち人道に対し貢献するようにすること。ADFもこのような文脈の中にある。我々が生きている時代は、外交の価値を高める必要性を明らかにした。外交はより積極的になるべきだ。こうした考えにより、今年のアンタルヤ
外交フォーラムの今年度のテーマを『外交を新たに構築』という形で表現した。外交を新しく評価し、確立し、確認し、強固にし、刷新し、すなわち新たに明文化する必要性はもはや後回しにはできない」

「ADFは国連のような環境」
ADFではウクライナ情勢に焦点を当てた分析を行うと述べているチャヴシュオール外相は「アンタルヤ外交フォーラムの参加状況を見ると、ここはまるで国連のような環境だ。政治、学術、ビジネス、世論がアンタルヤで交わり合っている。アンタルヤでは『団結した理性(思考)』という環境が形成されている。このことを強調したい。なぜなら、様々な問題や違い
を頭で考えて解決しなければ協働はできないからだ。衝突を防ぐことからグローバルな保健衛生に、そして今日の政治、安全、経済、社会の問題に重点を置いたテーマについて深く議論する予定だ。アンタルヤ外交フォーラムは、来年500周年をむかえるトルコ外交が世界に与える恒久的な恩恵の1つである」と述べた。

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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:52907 )