ウクライナからボスフォラス海峡に機雷?
2022年03月22日付 Cumhuriyet 紙
ウクライナ海事局長局長補佐ヴィクトル・ヴィシュノフ氏は、「これらは完全にロシアの情報公害だ。彼らは、黒海への通過が望海されるため合法な基盤をつくるという名目で「機雷の脅威」を話題に上らせたのだ」と述べた。
ロシアとウクライナ間の戦争が続く中でその前日にロシア連邦保安庁の主張は国際世論またトルコにおいても話題となった。
FSBは、オデッサ沖でウクライナ人たちによって埋められた機雷による破裂が起こり始めたと主張をしながら、この地雷がイスタンブルのボスフォラス海峡に到達する可能性があると警告をした。
ソズジュ氏の伝えたところによれば、3月19日に出た公式のメディア広報において、「嵐の天候のために機雷を維持しているロープが切れた。風と潮の流れによって、この機雷は黒海の西側で干渉を受けずに活動をして進んでいる。」と言われた。
■ロイターズに語った:機雷の脅威を「話題に上らせた」
この発表ではトルコ側へ不安がもたらされる中、420個もの機雷が取り残されてしまっていていること、そしてこれらはウクライナによってもたらされたものであるということがモスクワ政府によって発表された。
しかしながらウクライナ海事局の副局長ヴィクトル・ヴィシュノフ氏は、イギリスのニュース・エージェントであるロイターズに語った。ヴィシュノフ氏は、「これらは完全にロシアの情報汚染である。彼らは、黒海への通行が妨害されるための有効な基盤を確保するという名目で「機雷の脅威」を話題に上らせたのだ」と述べた。
■警告のメッセージが来たと伝えた
ウクライナ海軍の発表もまたロシアの発表を論破するものだった。ロイターズへ語った情報筋は、トルコ当局が機雷のリスクのために警告を与えたということを伝えながら、トルコ
のサムスンのナブテックス(訳注:船舶で使用される電信装置)からもこの問題への警告のメッセージが来たと伝えられた。
メッセージでは、「振動をする地雷に対して警戒をすることは大変に重要です。船が機雷もしくは機雷に似た物体に突き当たってしまった場合にはすぐに情報が与えられる必要がある。」と述べられた。
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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:53018 )