イランの貿易額1000億ドルに 輸入相手国、中国首位陥落
2022年03月27日付 Hamshahri 紙


 イラン暦1400年(西暦:2021年3月21日〜2022年3月22日)におけるイランの非石油部門の貿易額が1000億米ドルを記録した。輸出入品の合計量は1億6200万トン。

【ハムシャフリー電子版】イラン暦1400年におけるイランの非石油部門の貿易量が1億6200万トン、貿易額で1000億ドルを記録した。イランの輸入に関して、中国は依然としてイランの主要な貿易相手国だが、1400年にはアラブ首長国連邦(UAE)が台頭。中国を抜いて、初めてイラン最大の輸入相手国となった。

 イラン関税長官兼経済財務次官のアリーレザー・モガッダスィー氏は、昨年のイランの対外貿易額が38%増加したと発表し、その詳細について伝えた。

 同発表によると、1400年のイランの輸出量は1億2200万トン、輸出額は480億ドル。前年比で140億ドル、41%の増加となった。

 イランの輸入量は4000万トン、輸入額は520億ドル。品目としては主に生活基礎用品や原材料、生産機械が占めた。前年比で輸入量は21%、輸入額は36%それぞれ増加した。

 昨年イランを経由した外国の商品の量は68%増の1250万トンに達した。これは7年かけて通過貿易(transit trade)量が回復したことを意味する。

 イラン製品の主要な輸出相手国5カ国は、中国、イラク、トルコ、UAE、アフガニスタン。

 輸入相手国上位5カ国は、UAE、中国、トルコ、ドイツ、ロシア連邦。

 本紙報道によれば、比較的長い間、イラン最大の輸入相手国は中国であった。しかし、1400年の初めからUAEがほぼ全ての月で首位となり、同年末の時点で(年間を通じた)イラン最大の輸入相手国の座を手にした。

 今回の発表に先立ち、イラン関税庁報道官が行った1400年11カ月間におけるイランと近隣諸国15ヵ国の貿易状況に関する報告でも、UAEからの輸入が72%増加したことを示していた。

 同報告によれば、1400年11カ月間にイランが必要な物資を輸入した近隣諸国5ヵ国は、UAE(輸入額145億6600万ドル、増加率72%)、トルコ(輸入額47億300万ドル、増加率22%)、ロシア(輸入額14億5100万ドル、増加率52%)、イラク(輸入額10億4900万ドル、増加率780%)、オマーン(輸入額5億1500万ドル、増加率27%)であった。

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( 翻訳者:KMMK )
( 記事ID:53151 )