外務省報道官「テヘランはイエメンにおける停戦と封鎖の全面解除を歓迎する」
2022年04月04日付 Jam-e Jam 紙
外務省報道官は、アラビア語メディアのインタビューにおいて、イランはイエメンにおける停戦の成立と、イエメンに対する封鎖の全面解除を歓迎すると述べた。
【ジャーメ・ジャム電子版】サイード・ハティーブザーデ外務省報道官は、イエメンのアルマスィーラチャンネル(フーシ派系テレビ局)によるインタビューで、「テヘランはイエメンにおける停戦の成立と、イエメンに対する封鎖の全面解除に向けた雰囲気の醸成、また、政治的な解決策の策定を歓迎する」と述べた。
同氏はまた、テヘランはイエメンの人々の声が、国連や、地域における国連加盟国を通じ、全世界に届くよう尽力していると述べた。
外務省報道官は自身の週定例記者会見で、サウジアラビアで行われている和平交渉の過程において、イエメンにおける様々な勢力が参加する一方、イエメン救国政府が参加しておらず、このことについてイランはどのように考えているのかという質問に対し、「イエメン救国政府は、イエメンの現在、そして未来の一部であり、人為的に作られたようないかなる政府も、戦争によってでも対話によってでも、ある社会の一部を排除することはできない。我々がすべての者に勧めることは、イエメンの現実を理解するべきであるという事である」と説明した。
報道官は、サウジアラビアによるイエメンでの停戦違反と、このことに関して発表された報道についての質問に答え、「私もこの件に関する続報を得なければならず、関連する情報をメディアで散見したばかりである」と述べた。
続けて、「イランはイエメンにおける停戦の成立を歓迎しており、我々は数か月にわたり封鎖を解除するよう、サウジアラビアとサウジアラビアの有志連合に対し訴えてきた。そして、人道的アクセスを容易にし、イエメン人同士の対話を実施し、また、この国の人々に対する封鎖の解除でもって停戦手続きは完了されなければならない点を強調する」とした。
同氏は、アミールアブドッラーヒヤーン外相が国連事務総長と最近行なった電話会談は、イエメンに関するものであると述べ、イエメン情勢の推移に関してイランとしての見解を改めて表明したとした。
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( 翻訳者:OH )
( 記事ID:53249 )