カラブルトさん殺害事件の遺族、自殺した犯人の墓を暴くよう要望
2022年04月11日付 Cumhuriyet 紙

トルコを震撼させたミュネヴェル・カラブルトさん殺害事件の容疑者ジェム・ガリプオールが自殺したとは信じがたい、父のスレイヤ・ カラブルトさんはこう述べて、8年後に墓を暴くことを望んだ。ここ最近「何が起きているのか人生で」という番組に出演した父のスレイヤさんは、「あのソファの」写真について触れた。スレイヤさんは、「彼らは写真をインターネット上にアップした。娘への敬意がない。少なくとも、自分の子供にも敬意がないのか。」と述べた。

ミュネヴェル・カラブルトさんを残忍に殺したジェム・ガリプオールに関し注意を集める発言は、先日傷心の父スレイヤさんにより投じられた。スレイヤさんは、断食月明けの祭日の後、ガリプオールの墓を暴くため申請すると述べた。

■自分の目で遺体を見れば納得したろうに

傷心の父スレイヤさんは、サバフ紙に向けて語り、「8年間、これは私の最も恐ろしい悪夢であった。私の頭の中からヘンナを付けて染めた娘の姿が全く離れないのと同時に、この殺人犯が本当に死んだのか、それとも逃げたのかと疑っている。眠ることができない。断食月明けの祭日の後、この殺人犯の墓を暴くことを要求する予定だ。私はまだ消化できていない。相手の遺族は奴の遺体を私たちに見せていない。写真を妻と弁護士は見た。写真は、何も語らない。自分の目で遺体を見れば納得したろうに。」と話した。

■自殺するのは信じられない

娘ミュネヴェルが毎日夢に出ると述べたスレイヤさんは、「ヘンナを付けて染めた娘が出てくる。『お父さん体に気をつけて。』と言って私に抱きつく。私は、あの殺人鬼が自殺をしたとは信じられない。いくつかのことを消化できていない。自分の目で見ずには納得できない。殺されていたとしても、逃げていたとしても、そのことがわかることになる。」と話した。

■墓が暴かれるだろう

スレイヤさんは、言葉を続けた。「私たちの弁護士レザン・エポズデミルには感謝している。彼がいなかったら、この裁判でここまで来られなかった。私が知り信じている唯一のことは、トルコ社会が啓かれることである。私を道端で見かけた人は、「スレイヤおじさん、ジェム・ガリプオールが自殺したと信じてるのか。私たちは信じていない。」と私を呼び止め尋ねる。この問いの答えは墓を暴けば見つかるだろう。」

■道端で人々は問う

スレイヤさんは、最近カナル・Dで放送中の、ハカン・ウラルとヌル・トゥーバ・ナムルが司会をつとめる「何が起きているのか人生で」という番組で話しをした。

ガリプオール家に対して声を上げたスレイヤさんは、「私にとって重要なのは墓を暴くことだ。真実が明らかになってほしい。道端で人々は私に問う。『ジェム・ガリプオールは、死んだのか、逃げたのか。』もはやこの問いに取り合いたくない。」と話した。

■ギュレン派とのつながり

スレイヤさんは、注目を集める発言をした、「ギュレン派とつながりがあると考えている」と。

■あの写真に触れる

スレイヤさんは、娘の血を浴びたソファがSNS上でジェム・ガリプオールの家族によって共有されていることについても触れた。スレイヤさんは、「家族は、写真をインターネット上にアップした。私の娘への敬意がない、少なくとも自分の子供にも敬意もないのか。これは何たる侮辱か。」という言葉で反感を示した。

「彼らは、197日間、私を苛んだ。」と述べたスレイヤさんは、「ジェム・ガリプオールの遺体を静かに埋葬した。私に写真を見せた。あの写真で、どうしろと。あなた達に問いたい。」という言葉で疑問を今一度口にした。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:53255 )