新型コロナウイルス感染症の影響で2年間非公開であったムハンマドの聖衣が今日公開された。4月29日金曜日の午後の礼拝まで観覧可能な神聖な委託品を訪れた人たちは長蛇の列を作った。
預言者ムハンマドの遺言でヴェイセル・カラニー(Uways al-Qaranî)へ贈られた神聖な委託品の1つであり、1851年から現在までファーティヒ区の「ムハンマドの聖衣モスク」で保存されているムハンマドの聖衣が2年ぶりに今日公開された。公開にはイスタンブル県のアリ・イェルリカヤ知事、イスタンブル県文化局長ジョシュクン・ユルマズ、ファーティヒ区長エルギュン・トゥランが参加した。訪問者たちはモスクの中に入る前に祈りを唱えた。公開の初日には長蛇の列を作った人々が祈りを唱え、同時に感動の一時を過ごした。
■2年間孤独だった
訪れたヌルテン・タバクルさんは「昨夜は全く眠れなかったといってもよいです。私たちは朝早く来ました。大変幸せだ、大変喜ばしい。このようなものを見る機会をアッラーは私たちに与えてくださった。毎年来ていたが、2年間は孤独だった。今日は大変幸せです。」と話した。
朝の6時に並ぶために来たと話したアイスン・オズベキさんは「とてもワクワクしている。願わくはカーバへ行く願いをアッラーが聞き入れてくれますよう。とても素晴らしい気分だ。中で泣く以外に何もできない。神が皆にここへ来る機会を与えてくれますように。」と述べた。
訪問したサミイェ・アジャルさんも「2年ぶりにこの場所を訪れるのはとても素晴らしい気分だ。私も朝の7時に来た。待つ価値はある。毎回訪れている。この2年間、私たちは恋しかった。今日も恋しさとともに中に入る、とてもワクワクしている。」と述べた。公開時間は平日10-18時、週末9-18時であるという。
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( 翻訳者:大屋千寛 )
( 記事ID:53304 )