ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、クリル諸島に関する日本の声明に反発し、「日本はロシアの敵対国家になった」と述べた。
日本国外務省により公表された報告書で、ロシアとの食い違いが生じているクリル諸島南部について「不法占拠されている島々」と位置づけられていることに対し、 クレムリンから反発があった。クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、日本のこの動きに対し厳しい言葉で反発を示し、「この4島はロシアにとって譲ることのできない地域である。率直に言って、日本が敵対国家となり、ロシア連邦に対し一連の敵対行為を続けていることから、交渉の継続に言及することは非常に困難である」と述べた。
■「マリウポリがウクライナの統制下にあることは虚偽である」
ウクライナにおける作戦についても発言を行ったペスコフ報道官は、ウクライナ外務省の、マリウポリの統制は未だウクライナ軍にあるとの発言を虚偽だとして、「マリウポリがウクライナ軍統制下にあるというのは虚偽である。この発表に真実は含まれていない。皆さんが、セルゲイ・ショイグ防衛大臣が昨日ウラジミール・プーチン大統領に伝えた情報に着目することを推奨する。」と述べた。
■「プーチンは、G20に参加するか否かを決断していない」
ペスコフ報道官はロシアのプーチン大統領の計画についても伝え、「4月26日に、ロシアのオリンピック・パラリンピック選手らとの集いを予定している。インドネシアで行われる予定のG20サミットに、ロシアのウラジミール・プーチン大統領が参加するか否かは決められていない。適当な決断が下されれば、皆さんに伝える。」と話した。
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( 翻訳者:関口ひなた )
( 記事ID:53305 )