“イラン外務省報道官は、聖ラマダーン月に起きたシオニストたちによるパレスチナの聖地への攻撃と、アル=アクサー・モスクで断食や礼拝を行なっていた人々への襲撃に反応を示した。”
【ジャーメ・ジャム電子版】サイード・ハティーブザーデ外務省報道官は、聖ラマダーン月に起きたシオニストたちによるパレスチナの聖地への恥知らずな攻撃と、アル=アクサー・モスクで断食や礼拝を行なっていた人々への襲撃を強く非難し、被占領地パレスチナとエルサレムで占領者による野蛮なテロ行為が続くことに警告を発した。
外務報道官は、占領者の軍人たちの手によりパレスチナ人礼拝者が殴打され負傷したことを指摘しつつ、「パレスチナの虐げられた人々に対するシオニストたちの犯罪は、この占領体制が日毎に弱まりつつあることを示すものであり、彼らはそれを隠蔽すべく無防備な礼拝者たちに自らの脆弱な力を行使するのである」と述べた。
同氏は以下のように加えた。「国際法と人権に明確に違反するこの犯罪行為は、これまで以上に次のようなことを示している。シオニストの見せかけの体制との関係を正常化するというイスラーム諸国の一部の首脳たちの裏切りが、本質的に残虐でかつ危険なこの体制の行動を正常化することにはならず、それどころか、イスラーム諸国やアラブ諸国の首脳たちの一部がパレスチナの大義に背を向けたことにより、パレスチナの民に対するこの体制の残虐な行動が増大し、人種隔離と人種差別を行なう同体制の抑えのきかない暴力を目にするところとなっているのだ。」
外務報道官は、各国政府や国際機関に対しパレスチナ人の保護と同地で続くシオニストたちの犯罪行為の阻止を呼びかけながら、ムスリムの人民と国家がアル=アクサー・モスクを守るために行動を起こすよう要請した。
ハティーブザーデ報道官は最後に、エルサレムとパレスチナでのシオニストたちの行動の結果は、この体制と、地域及び国際社会でこれを擁護する者たちの責任であるとし、アル=アクサー・モスクを守るためにイスラーム協力機構とムスリム諸国による明確で迅速な対応を要請した。
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( 翻訳者:IY )
( 記事ID:53329 )