スルタンリーグの決勝の五試合目にして、最終試合でフェネルバフチェ・オペットを3-0で破ったワクフ銀行は13回目のチャンピオンとなった。
スルタンリーグ、ファイナルステージの5試合目でワクフ銀行は、[ユスキュダル所在の]スポーツサライでフェネルバフチェ・オペットを迎え、ゲームをセットカウント3-0で勝利し、合計で3勝2敗でリードを取り、13回目のリーグ優勝を果たした。
■優勝はどのように訪れたか?
フェネルバフチェがホーム・アドバンテージを活かして2勝1敗で先行したシリーズで、非常に重要で長い間記憶から消えないであろう第四試合が行われた。
黄色と紺色を身にまとったフェネルバフチェの選手たちは、セットカウント2-0のリードをつかんだ。ワクフ銀行では望みが尽きかけた瞬間にトゥーバ・シェノール選手が登場した。
■トゥーバの重要な貢献
積み重ねた得点でチームを立て直したトゥーバ選手は、チームメイトをも鼓舞した。最終セット・カウントでライバルに3-2で上回ったワクフ銀行は、優勝をホームコートでの試合に残した。
ハーク、ガビといった優れた選手が所属するワクフ銀行は5試合目でライバルを上回り優勝した。
■最終戦へ苦痛を置いてきた
ワクフ銀行のスター選手であるイザベル・ハークやガビは5試合目で力を発揮することができた。この2人の選手も効果的な活躍を行い、ライバルに挽回の機会を与えなかった。
■活躍のなかったスターたち
フェネルバフチェではメリッサ・ヴァルガス、アリーナ・フェドロヴツェヴァ、メリハ・イスマイロールのような重要な選手たちが期待されたパフォーマンスを見せなかった。
■最優秀選手賞はゼフラへ
スルタンリーグ特別賞:メリッサ・ヴァルガス
最優秀リベロ:ギゼム・オルゲ
最優秀セッター:ジャンス・オズベイ
最優秀ミドルブロッカー:エダ・エルデム
最優秀スパイカー:ガビ・グイマラエス
最優秀オポジット:イザベル・ハーク
ファイナルシリーズ最優秀選手:ゼフラ・ギュネシュ
戦いの後、コートで喜びの瞬間を過ごしているなか、ワクフ銀行のバレーボール選手のメリエム・ボズ選手、アイチャ・アイカチ選手、メリス・ギュルカイナク選手がデミロレン通信(DHA)のインタビューに答えた。
メリエム・ボズ選手:ホームで優勝したことを非常にうれしく思う
とても長いシーズンを過ごしたと語ったメリエム・ボズは「9か月このために頑張り、ホームで優勝したことを非常にうれしく思う。フェネルバフチェも非常に強いチームで、そのため3勝2敗に長引くのはとても普通だった。私はフェネルバフチェも祝福したい。5試合全部でとても良い試合をしたからである。でも、もちろん勝利したのが私たちであることをうれしく思う」と述べた。
アイチャ・アイカチ選手:アイチャ・アイカチは、シリーズで奇跡的挽回を行ったと言い、「4試合目では無理だと言われたが成し遂げ、今、優勝を祝っている。5つのカップという目標で私たちは歩み始め、今4つ目を獲り、1つを残している。それを獲得し、今シーズンを忘れられない形で終わりたい」と述べた。
■「皆の好不調があったが、勝利、優勝を私たちは確信していた」
アイチャ・アイカチ選手は、フェネルバフチェが非常に良いチームであると言及し、「非常に拮抗した戦いをした。皆の好不調があったが、勝利、優勝を私たちは確信していた。とても幸せだ、チームメイトを祝福している。ともに戦った、非常にうれしい」と述べた。
メリス・ギュルカイナク選手:勝利したことをうれしく思う
スルタンリーグ・チャンピオンシップでバレーボール人生に終止符を打ったメリス・ギュルカイナク選手は、フェネルバフチェと競って素晴らしい試合をしたと述べ、「トルコにとって素晴らしいシーズンになったと思う。フェネルバフチェも祝福したい。私たちは勝利したことをうれしく思う。あと1つのカップが残っている、私たちの目標はそのカップも持ち上げることだ。」と述べた。
■「ワクフ銀行に別れを告げるのは私にとって非常につらい」
ワクフ銀行に別れを告げることは自分にとって非常につらいことと語ったメリス・ギュルカイナク選手は、「幼少期をここで過ごした。感謝し、彼らに恩を感じることのほかに何もいうことはない。ここへ別れを告げることは私にとってとてもつらい。ワクフ銀行に非常に感謝をしている。長い間ここで過ごし、みんなとともに成長した、家族のように。そのため私は彼らと今後も一緒だ。素晴らしい別れとなった。このコートでこのような別れをすることは私にとって非常に重要だった。」と述べた。
■メリス・ギュルカイナクは涙をこらえきれなかった
ワクフ銀行チームで最後の試合に出た素晴らしい選手メリス・ギュルカイナクは試合後に涙をこらえきれなかった。
■ワクフ銀行がチャンピオンシップをとった年
1991-1992シーズン, 1992-1993, 1996-1997, 1997-1998, 2003-2004, 2004-2005, 2012-2013, 2013-2014, 2015-2016, 2017-2018, 2018-2019, 2020-2021, 2021-2022
■ワクフ銀行は5カップの目標に向けて歩み始めていた
シーズンで5カップの目標を掲げ、スポーツTotoチャンピオンリーグカップ、カップバレー、世界クラブ選手権を獲得し、チャンピオンリーグで5月22日にスーパーファイナルをプレーする予定であるワクフ銀行は国内リーグでも優勝した。
■フェネルバフチェは5回の優勝に留まった
「黄色の天使」フェネルバフチェがクラブの歴史で5回の優勝をつかんでいる。黄と紺を身にまとったチームはスルタンリーグで最後のチャンピオンシップを2016-2017のシーズンに取っていた。
■ファイナルシリーズ
シリーズの最初の試合、[フェネルバフチェのホームである]ブルハン・フェレキでセットカウント3-1で勝利したフェネルバフチェ・オペットは、シリーズの2試合目をワクフ銀行[のホームである]スポーツサライで3-1で失った。アウェーで戦った3試合目では3-1で勝利し、チャンピオンシップへの道のりで非常に重要な有利を得たフェネルバフチェ・オペットは、4試合目では味方サポーターの目の前でチャンピオンシップの戦いに出た。
1.フェネルバフチェ-ワクフ銀行: 3-1 (1-0)
2.ワクフ銀行-フェネルバフチェ: 3-1 (1-1)
3.ワクフ銀行-フェネルバフチェ: 1-3 (1-2)
4.フェネルバフチェ-ワクフ銀行: 2-3 (2-2)
■ファイナルステージの日程は
スルタンリーグのプレイオフ、ファイナルステージの日程表は以下の通り。
5月3日(火)
20:00 ワクフ銀行-フェネルバフチェ・オペット(ワクフ銀行スポーツサライ)
5月6日(金)
20:00 ワクフ銀行-フェネルバフチェ・オペット(ワクフ銀行スポーツサライ)
5月9日(月)
19:00 フェネルバフチェ・オペット-ワクフ銀行(ブルハン・フェレキ・ヴェステル)
5月12日(木)
19:00 ワクフ銀行-フェネルバフチェ・オペット(ワクフ銀行スポーツサライ)
(注)記事では4月30日の試合日程が抜けている、フェネルバフチェ-ワクフ銀行: 3-1 (ブルハン・フェレキ・ヴェステル)。
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( 翻訳者:大屋千寛 )
( 記事ID:53436 )