シリアから砂嵐-外出注意
2022年06月03日付 Hurriyet 紙


シリアの砂漠から強風によりトルコに到達した砂雲はアンカラを含む多くの街を砂で覆った。気象当局は国民の健康について警鐘を鳴らしており、砂雲に次いで泥雨が降る可能性があると明らかにした。飛砂が夜まで影響を及ぼすと予想される。CNNトゥルク気象アドバイザーのオルハン・シェン教授は、生放送の中で警鐘を鳴らした。シェン教授は「この状況下では絶対にマスクの着用が必要です。必要のない限り外出はしないでください。数か月は飛砂による影響が続くでしょう。3月から始まり、7月まで続きます。」と話した。一方で車を砂に覆われた国民たちは洗車業者に押し寄せた。

気象当局から行われた発表で、「最新の予報によると、東地中海、中央アナトリア東部、東アナトリア西部、南東アナトリアでシリアからの飛砂が見られると予測されており、空気の質の低下、視界の悪化、交通上の支障、雨が降る地域で泥雨といった悪影響に気を付け、対策する必要がある」とされた。

飛砂は、金曜日の夜まで影響を及ぼすと予想されている。

■シェン教授 飛砂はどれほど続く?

CNNトゥルク気象アドバイザーのオルハン・シェン教授は生放送でこう話した。

飛砂とは、地表の砂が風により空中に移動することです。飛砂は空気の質を低下させます。こうした環境下では絶対にマスクを着用する必要があります。この空気中には細菌が含まれます。喘息の発作を増加させる可能性があります。N-95やN-149マスクを使う必要がありますが、これらの確保は容易ではありません。必要のない限り外出はしないでください。慢性疾患のある人や高齢者はマスクを着用してください。

ここ数ヶ月はこの影響が続きます。3月に始まり、7月まで続きます。人口増加に伴い相互作用が増加するため影響が増します。

イスタンブルの砂はアフリカから来ており、地表上の飛砂です。

■雷雨

中央アナトリアでは大気がかなり入り混じっている。雷は落ちるのではなく、通常上から下に向かって発生します。上に向かっても発生します。ここ数ヶ月はこのような現象が見られるでしょう。これらは地球温暖化の兆候です。この雲の中には雹が含まれる可能性があります。

■アナトリアを砂雲が覆った

シリアからやって来た飛砂はアンカラにも影響を及ぼしている。アンカラの上にあたかも砂雲が立ち込めた。首都の住民は朝起きた時、彼らの車が泥で覆われているのを目にした。気象当局の発表では、アンカラでは夕方にはこの影響はなくなると伝えられた。

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( 翻訳者:小鉄礼子 )
( 記事ID:53530 )