アンカラ、集中豪雨
2022年06月07日付 Cumhuriyet 紙
気象庁の局長がアンカラのために警告をした。午後の時間に影響を及ぼすようになった雨で各所の道が湖に変わってしまったのだ。家や仕事場に水が押し寄せた。イェニマハーレ郡では、水に覆われてしまった道に取り残されたミニバスに乗っていた乗客たちが、作業機によって救出された。CNNとトルコ天候相談員教授オルハン・シェン氏は、アンカラにおける降雨がどれほど続く可能性があるのかについての発表をおこなった。
首都を午後、突然襲った強い雨は大きな影響を及ぼした。通り、各所の道は雨水で湖に変貌した。運転主たちは、車で進むことが困難になった。
幾つかの店そして家々を洪水が襲った。イェニマハーレ郡のイヴェディク・オーガナイズ産業地区(OSB)で湖に変わってしまった道に取り残されたミニバスの乗客たちのために消化のニュースがもたらされた。乗客たちは、作業機のショベルで一台ずつミニバスを取り上げて救出をした。
■労働者たちが窒息の危険に直面
イヴェディク・オーガナイズ産業地区において4階建ての眼鏡工場の部品貯蔵庫に水が押し寄せた。この間に貯蔵庫にあり、水を逃せようとした11人が水の高さが2メートル近くになったために窒息の危険に瀕した。工場の作業員たちの通報を受けてやってきたAFADと消火活動員たちの助けによって水から救出された労働者たちは、救急車に乗って首都の病院に搬送された。アンカラ広域市消火部門局?の所属の水中捜索救出隊のメンバーは、水中にはそれ以外には人がいないという可能性に抗っての救出作業が行われた。しかしながら人的被害のある状況は発見されなかった。洪水のために該当地区では20人以上の仕事場が被害を受けた。
昨年の6月14日には同じ地区で洪水が起こり眼鏡工場に大きな物的被害をもたらした。
■泳ぎながら水面に出た
一方でイェニマハーレ郡のいくつかの通りでは、水のレベルが1mを超えた。洪水の影響でいくつかの車両が水没した。中に運転手が残ったいくつかの車両もまた水面を引きずれられていくのが見受けられた。この間に市民の一人が泳ぎながら水面から現れた。
ケチオーレン郡の通りが水で覆われた。フェティフ・アナトリア高校の入り口を覆いつくした洪水は1mの高さに達した。パニックになってしまった学生たちは、消化メンバーたちによって救出された。
都市で影響を与えた降雨のために、エティメスグト、シンジャン、チャンカヤ郡では似たような光景が繰り広げられた。
■アンカラでは降雨がどれ程続くのか?
CNNトルコ気象庁相談員教授のオルハン・シェン氏はアンカラで発生した洪水に関連して生放送で需要なメッセージを与えた。シェン氏は、「アンカラの皆さん、この降雨は今から次第に減っていきます。夜にかけては降雨が残ることはないでしょう。そのため、最も激しいのはこれでした。この後の時間に降雨は次第に減りながら続くことでしょう。現在のところ、高い場所で蓄積された洪水が各所の通りに集まり、発生しているのです。勿論のこと、その蓄積は続くことでしょう。しかしながら降水を受けて水の追加が加わるのは夜を過ぎてのことになるでしょう。」と語った。
■週末はどの地区で降水が見込まれるのか?
今後の7日以内に降水があるだろうと述べたシェン氏は、「危険な降水は週末に起こってしまうでしょう。土曜日-日曜日、さらには金曜日の夜から西側の地区で降雨の集合がやってくるでしょう。低気圧システムがくるのです。このシステムは、マルマラ地区の北部エーゲ地方そして東部黒海、西・中央部黒海地方で激しい降雨が起こる(土曜-日曜日)。これに対して私たちは注意をいたします。しかし、今後の7-8日間は、トルコでは降雨があり得ます。どこにはないのでしょうか?南東アナトリアにはないのです、地中海地方の沿岸にはありません。その他の場所には降雨があります。気温が少しばかり低いのです。つまりは、アンタルヤの気温は25度です。イスタンブルでは24度です。しかしながらイスタンブルでは、この気温は少し上がりながら再び下がるでしょう。つまりは、降雨の一週間というわけです。この降雨はアフヨンカラヒサル、アンカラ、コンヤ、チャンクルのあたりでは私たちは注意をする必要があります。」と述べた。
■アンカラの知事府からの警告
アンカラ知事府によって都市の北部で、地域的に強力な雷のスコール、強風そして曇りの天候になるだとうと述べられながら、あり得るネガティブに対しての警告が行われた。
県知事府から行われた書面の発表で、「最新の気象的な評価によれば、今日、午後からアンカラの北部で地域的に強力な雷をともなったスコール、雷雨の際の強力な雨そして大雨の予想から突然の洪水、洪水、雷、交通アクセスにおける遅延といった消極的な要素に注意をすること、更には対策が行われなければならない。」と述べられた。
■夜間の降雨が見込まれる地域はあるのか?
「今年の夏の降雨の大部分は毎日起こりえます。夜間には、それほど激しい雨が降ることはありません。」と語るシェン氏は、言葉を以下のように続けた。しかしながら、システマティックな降雨が起こった場合、週末に発生する予定の低気圧システムを伴う降雨が夜間にも起こりえます。週末に、注意をすることにいたしましょう。この一週間の間起こった降雨は、ただ日中に振ったものです。夜間に降ることはなかったのです。ただ、一週間の終わりには気を付けることにしましょう。夜間にも起こりえます。アンカラで発生した雨は、日中の雨ですし、夏季の雨です。
■公共事業の法規則に注意勧告
雨水が土にしみ込んだと語るシェン氏は、「公共事業のために使われている緑地帯は、残念ながら土に水がしみ込むのを防いでいるのですし、そのために水はすぐに反対へと流れてしまいます。各通り、小川、また大通りが殆ど川となってしまいます。これらの場所がもしも公共事業に使われてしまうことになれば、この地区の降雨の支配的な場所が調査されなければなりません。つまりは、越水の頻度が調査されなければなりません。私たちが水圧が、私たちのいう0度よりも下に仕事場があるのであれば、更に、その地域に水圧があるという形で、降水が続くのであれば、その時にはその地域には居住をさせてはなりません。今後、このような降水に更にも晒されてしまうことになるでしょう。ボズクルト-アヤンジュクにおける各種の事件についてはご存じでしょう。これらはいつでも起こりえることです。その観点から公共事業の法規則において行政府は、これらのことについて本当に注意をしなければなりません。少なくとも、この地区における緑地帯が残されなければなりません。」という表現を用いた。
「大都市の行政府そして地域の行政府はこの事態に対してはすぐにも手を打たなければなりません。」と語るシェン氏は、「この雨水を回収しなければなりません。雨水は、豊かな水なのです。私たちは、ありとあらゆる場所で使用することが出来ます。しかしながら、それらは無駄となってしまうのです。すでに様々な大都市では、雨水を回収して別の水路で集める必要があります。」と述べた。
■広域市へ401の通達
アンカラ広域市によれば、アンカラでは今日38.6キログラムのレベルにまで高まりそして突然襲った強烈なスコールの結果、市には現在までに401のレスキュー要請があり、全ての要請に対応がなされたと述べられた。発表では「地下通路では、いくつかの発表にもかかわらずいかなる問題も起こらなかった。アンカラ広域市は、1132の車両そして2322人の人員からなるチームによって、フィールドでは、注意をおこない、降雨のネガティブな影響を最低限度まで引き下げるための各種の作業を続いているところです。降雨の影響の通達のために首都は153のコールセンターでもちょうどのキャパシティでサービスをおおなっているところです。」と述べられた。
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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:53557 )