犠牲祭を前にイスタンブルでは準備が進んでいる。6月24日に街への流通が開始される犠牲用獣の市場の設置が完了した。
今年の犠牲祭は7月9日から始まる。犠牲祭を前に犠牲用獣の市場では、販売や屠殺の準備が始まった。イスタンブルでは巨大市場の設置が完了した。犠牲用獣は、6月24日から街への流通が許可され、巨大市場で売られることとなる。
一方で宗務庁が策定した犠牲獣サービス実施規則に関する要項は、官報で発表され施行された。要項によると、屠殺場所では「食肉業者証明書」または「犠牲用獣屠殺要員」講座で授与された「講座修了証明書」と「衛生教育証明書」を取得した者が屠殺を担うことになる。
犠牲用獣の市場は、イスタンブルでは犠牲祭の15日前、他県では犠牲祭の1か月前に準備が整う予定となっている。この期日よりも前に犠牲獣を市場に連れ込むことは禁じられている。
イスタンブルでは2022年6月24日から市場に犠牲獣が来る予定である。犠牲獣を屠殺場所に連れていく際、トラックに乗せる際、トラックから降ろす際、屠殺の際に、犠牲獣に苦痛を与えた者は罰せられることとなる。
■規則違反者には罰則
犠牲用獣屠殺の際に規則に従わない者は罰せられる予定である。
犠牲獣の取引場と屠殺場では、決定、管理規則、要項、協議会・委員会による決定事項、関係法令に基づいて環境汚染を防止するため、注意事項及び監査基準に関して予め定められた運営計画に基づいて監査が行われる予定である。
公園・庭・大通り・道・建物の前・広場といった公共の場、犠牲用獣の取引や屠殺に適さない場所で取引や屠殺を行った者、適切な場所で適切な策をとらずに屠殺を行った者については、環境法令に違反したとみなされ、1362リラ(約1万585円)の罰金が科せられることとなる。
また、屠殺場で禁止事項に従わなかった者や、必要な措置を講じずに犠牲獣から生じた廃棄物を土に埋めた施設に関しては、業者の場合は13万1516リラ(約10万22142円)、住宅での屠殺の場合には3267リラ(約2万5391円)の罰金が科される。
動物保護法の「動物の屠殺」に関する規則に反する行為を行った者に対しては、動物一頭につき7150リラ(約5万5569円)の罰金が科される予定である。
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( 翻訳者:金子萌 )
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