ウクライナ穀物輸送基地、イスタンブルに開設
2022年07月27日付 Cumhuriyet 紙


穀物輸送プロセスが順調に進行するようイスタンブルに設置された共同監視機構が開所した。フルシ・アカル国防相は「この機構は、トルコ、ロシア、ウクライナ、そして国連から、軍人と文民各5名の代表者で構成されている。ここにはいかなる軍事的要素も存在しない」と述べた。

イスタンブルでの調印後、ウクライナの穀物輸送に向けた最も重要な一歩が踏み出され、トルコ、ロシア、ウクライナ、国連の関係者が参加する共同監視機構が活動を始めた。この機構は国防大学の敷地内に設置され、フルスィ・アカル国防相が開所式を主催した。

【中略】

■2500万トンの穀物が輸送される

ウクライナの倉庫にある約2500万トンの穀物は、共同監視機構の監視下で間もなく輸送される。

ファルハン・ハク国連事務総長副報道官は声明で、穀物船の監視が共同調整機構の支援を受け、トルコ当局によって実施されることを認めた。副報道官は、黒海にあるウクライナの港を往来する船舶に武器が積まれていないことを確認するために監視が行われると強調した。

一方でウクライナ港湾管理局から発表された声明では、海路による穀物と関連食品の輸出に向けた試みである2022年7月22日の調印と関連して、オデッサ港、チョルノモルスク港、ユージノエ港の再開準備が進められていると述べられた。

この声明によると、船が穀物キャラバンに組み込まれるためには申請が必要で、これらの船が上記の港を出入港するには、水先案内人が随行するという。

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( 翻訳者:伊永勇人 )
( 記事ID:53816 )