アルジェリア:国営ソナトラック社と外資大手3社との新たな石油探鉱開発契約が成立
2022年07月19日付 al-Quds al-Arabi 紙
■アルジェリア:10億バレルの原油生産に向けて、ソナトラック社、米オクシデンタル社、伊エニ社、仏トタル社が新たな契約を締結
【アルジェ・本紙】
アルジェリアの国営石油企業ソナトラック社は、米オクシデンタル・ペトロリウム社、伊エニ社、仏トタルエナジー社と新たに40億ドル相当のMoU(覚書:Memorandum of Understanding)を締結したと発表した。この締結によりアルジェリア南東部ベルキーン盆地にある石油・ガス鉱床で、10億バレルの原油生産が見込まれる。
ソナトラック社は、「今回の契約は2021年1月31日にソナトラック社とパートナー社との間で締結された生産分与契約方式(の延長)で、改正炭化水素法19-13号に基づき、ハシメサウド南東300kmに位置するベルキーン盆地の鉱区(208および404)を対象としている」と説明した。
そして「この新たなMoUは(開発対象である)ベルキーン盆地の鉱区でのパートナーシップを強化し、新しい提携の機会を追求することで(アルジェリアでの)協力分野をさらに拡大したいという各社共通の願望の証である」と強調した。
首都アルジェで署名された(4社による)MoUには、高性能3D地震探査の実施、100本の坑井の掘削、46本のガス井でCo2回収率を改善するためのCo2と水を交互に圧入する「WAG(Water Alternating Gas)圧入法」を採用することなどが盛り込まれている。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:高橋英佑 )
( 記事ID:53820 )