気象総局のデータに従うと、トルコでは明日から全国で一年の内で最も暑い期間として知られる「猛暑の日々」の影響を受けることになる。CNNトルコの気象コンサルタントであるオルハン・シェン教授は、生放送で暑さに関して警鐘を鳴らした。シェン教授は、「トルコにはほとんど涼しい場所はない…。週末もこのようになるだろう。35度というのは健康上、危険な暑さを意味する」と話した。
気象総局の予報によると、全国的に降雨は予想されない。北部は薄曇り、その他の地域は晴れ時々曇りとなることが予想されている。
風は全国的に北風で、地中海沿岸と南東アナトリアは南からのおだやかな、時として中程度の強さで、マルマラ海および北部エーゲ海沿岸では北あるいは北東から強く(40~60km/h)吹くと予想されている。
■「猛暑の日々」の暑さが到来
全国的には気象はこの時期の水準を超えて観測されることが予想される一方で、暑さは大きく変化することは予想されていない。
夏季で最も暑く不快な期間を表現する際に用いられる「猛暑の日々」は、毎年7月末から8月の頭に訪れる。「砂漠の暑さ」、「地獄の暑さ」、または「アフリカの暑さ」といった言葉にも言い換えられる「猛暑の日々」は、特に国内の南部で影響を及ぼすことが予想されている。
いくつかの県で予想される天気と一日の最高気温は以下の通り。
アンカラ:晴れ時々曇り 35度
イスタンブル:晴れ時々曇り 31度
イズミル:晴れ時々曇り 35度
アダナ:晴れ時々曇り 37度
アンタルヤ:晴れ時々曇り 32度
サムスン:薄曇り及び時々曇り 28度
トラブゾン:薄曇り 27度
エルズルム:薄曇り及び時々曇り 34度
ディヤルバクル:晴れ時々曇り 42度
夏季で最も暑く不快な期間を表現する際に用いられる「猛暑の日々」は、毎年7月末から8月の頭に訪れる。
シェン教授の談
「トルコには涼しい場所はほとんどない。最も暑い場所は地図上のうす紫色の地域である。この場所では40~44度の暑さを意味する。ピンク色の地域は40度近い暑さを示す。トルコは今日暑く、週末も同様になる。35度は健康上危険な暑さを意味する。人体は35度を経験すると反応を示し、高齢者は突然の意識喪失にまで至る。
猛暑は森林火災を引き起こす気象要因だが、このほかに乾燥していることが必要である。暑さは上昇し、湿度は下がっている。風も強い。この3つは森林火災において非常に重要である。40度を超える暑さ、40km/hの風速、そして20%の湿度。この暑さは日陰で計測されたものであり、日向では55度にまで上る。
トルコ全土が赤色で、健康と森林火災の観点から深刻であると述べた。このような天気では、水分は非常に多く蒸発する。」
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( 翻訳者:関口ひなた )
( 記事ID:53821 )