AP通信が報道 アルカーイダ指導者アイマン・ザワーヒリー殺害 バイデン米大統領が攻撃の詳細を説明
2022年08月02日付 Hamshahri 紙


 米国政府高官はカーブルの標的に無人機攻撃を行ったことを認め、未確認情報によるとこのテロ組織の指導者であるアルカーイダの幹部1名がこの攻撃で死亡したと述べた。

【ハムシャフリー電子版】アフガニスタンの首都カーブルで米国が行なったとする空爆に関し、複数のメディアが報道したことを受け、米国政府はこの攻撃を実施したことを認めた。ターリバーンはこれを非難した。

 米国政府高官は火曜日の朝、カーブルの標的に無人機攻撃を行ったことを認め、この攻撃でテロ組織アルカーイダの幹部1名が死亡したと述べた。

 米国のメディアによると、この高官は、名前や役職は不明だが、以下のように述べたという。「週末、我が国はアフガニスタンにいるアルカーイダのある重要な標的に対して対テロ作戦を実行した。この作戦は成功し、民間人の犠牲者は出なかった。」

 ホワイトハウスはまた、ジョー・バイデン米大統領が火曜日の朝、アフガニスタンでの「アルカーイダの重要な標的に対する作戦の成功」について話す予定であると声明で発表した。

 一部のメディアは、アフガニスタンにおけるアルカーイダの唯一の重要な標的は、このテロ組織の指導者であるアイマン・ザワーヒリー[アッ=ザワーヒリー]だと分析した。

 またAP通信も米国の治安及び情報当局消息筋の言葉を引用して以下のように報じた。「日曜日に米国がアフガニスタンのカーブルに対して行なった攻撃で、テロ組織アルカーイダの指導者アイマン・ザワーヒリーが死亡した。」

 米国人ジャーナリストらはザワーヒリーについて、「ビン・ラーディン以降、アルカーイダでザワーヒリーに匹敵する影響力を持った者はいない。このエジプト生まれの過激派は数々のテロ運動に影響を与え、数十年にわたり米国の標的とされてきた。」と記した。

 またロイター通信も、この無人機攻撃は米国中央情報局(CIA)によって日曜日にカーブルで実行されたと報じた。

 ロイター通信はテロ組織アルカーイダの指導者について以下のように記した。「2001年からザワーヒリーの首には2500万ドルの懸賞金がかけられていた。ザワーヒリーは9.11テロ攻撃の計画に加え、2000年に発生し、米国人の船員17名が殺害された米艦コール襲撃事件にも関与したとされている。また米国務省は、1998年8月に発生し224名の犠牲者を出した在ケニア及び在タンザニア米国大使館爆破事件にもザワーヒリーが関与したとしている。

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( 翻訳者:OK )
( 記事ID:53857 )