歌手のギュルシェン氏は、異議申し立てにより、これを受けて自宅軟禁が決定され釈放された。この決定の理由として、ギュルシェン氏が世話すべき子供がいたことも挙げられた。
イマム・ハティプ高校の生徒たちに対する発言により逮捕された歌手のギュルシェン・チョラコール氏は、異議申し立ての後「住居を離れない」という保護観察を条件に釈放された。
チョラコール氏は、2022年4月30日に[イスタンブルの]アタシェヒルで行ったコンサートでイマム・ハティプ高校の生徒らに向けた発言を理由に先週木曜日に拘束され、「人々を公に怒りや憎しみに駆り立てた」罪で逮捕された。
■「保護観察で十分」
ギュルシェン氏の弁護士は逮捕に異議を申し立てた。この異議申し立てを検討したイスタンブル第27初等刑事裁判所は、チョラコール氏が「住居を離れない」という条件で釈放を決定した。裁判所は理由として、捜査資料として集めるべき全ての証拠が集められており、この段階以降は容疑者が逃亡し証拠を紛失する疑いがなく、容疑者に世話すべき年齢の子供がいること、拘束要件を考慮した際に被疑者が受けるであろう刑罰に関する執行条件をも全て勘案すると、拘束から期待される利益が保護観察措置により保証されうるとした。
裁判所の決定の後ギュルシェン氏の弁護士エメク・エムレ氏は「我々は拘束が不当だとずっと主張していた。」と話した。
■VIP車、2人のボディーガード
「バルクキョイ女子閉鎖刑務所施設から釈放されたギュルシェン氏は昨日、夫のオザン・チョラコール氏が手配したVIP車両で2人のボディガードを伴い引き取られた。刑務所の出口で、夫、家族、アーティストのエディスも出迎えた。釈放後に着用するようにと衣服が持ち込まれており、ギュルシェン氏は自宅軟禁を条件とした釈放のために直接ベシクタシュにある自宅に向かった。」[元首相]メスト・ユルマズ
■自宅軟禁にも異議申し立て
エメク・エムレ弁護士は、依頼人には逃亡の疑いがなく、証拠隠滅は不可能であると述べる一方で、自宅軟禁の適用は彼らにとって法律的に不当であると明らかにし、自宅軟禁の解除を裁判所に申請すると述べた。
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( 翻訳者:小鉄礼子 )
( 記事ID:53992 )