エリザベス女王葬儀、トルコからの参列者はチャヴシュオール外相で決定
2022年09月15日付 Cumhuriyet 紙

イギリスがエリザベス女王の葬儀を挙行するにあたり、ただ「定期便での訪問を」と呼びかけていたが、これに対しAKPのエルドアン大統領は参列しない方針を示した。葬儀には、トルコを代表してチャヴシュオール外相が参列する。エルドアン大統領は、「プログラムをくれれば参列を考える」と話していた。

先週崩御したエリザベス女王の葬儀にトルコからは誰が参列するかが明らかになった。AKP党員のエルドアン大統領は葬儀に「参列できる」と言っていたが、チャヴシュオール外相がトルコを代表することになった。

■「代表して私が参加する」

報道に関して声明を発表したチャヴシュオール外相は、9月19日にイギリスの首都ロンドンで開催される、エリザベス女王の葬儀にトルコを代表して参列すると発表した。

外相は「エリザベス女王の葬儀にトルコを代表して参列する」と話した。

■エルドアン大統領は「参列できる」と言っていた

数日前に記者の質問に答えていたAKP党員のエルドアン大統領は、「エリザベス女王の葬儀に参列する予定か」という質問に対し答えていた。
エルドアン大統領は回答で「哀悼の意をSNSで示した。もちろん私にも予定などがある。もしプログラムをいただけるならば参列したいと考えている。だが重要なのは私たちの予定と合わせることだ。なぜなら、見知らぬ人ではないからだ。バッキンガム宮殿で2度も会談している。機会があるならば我々も参列したいと思っている」と述べた。

■葬儀の概要が明らかに「専用機は禁止」

大統領が上記のような発表をした直後、イギリス政府は葬儀において各国首脳に対し制限を含む概要を発表した。

外務英連邦開発省は「可能であれば」各国首脳にイギリスへ商用便で訪問することを奨励し、ロンドンのヒースロー空港が自家用機の調整や駐機場の問題で十分ではないと警告した。

加えて、専用機で訪問することに固執する首脳陣はロンドン郊外の「より空いている空港」に向かう必要があることを発表した。
また、空港・会場間はヘリコプターでの移動も「現在飛行が計画されている航空機の数の問題」から禁止となっていることも公表した。

各国首脳陣は、9月19日にウエストミンスター寺院で行われる葬儀に参列するために、各国の装甲車を使えないことや、会場へはロンドン西部からの乗合バスで向かうことも述べられていた。

■3カ国は招待されず

9月19日(月)に開催されるエリザベス女王の葬儀には3カ国が招待されなかった。

イギリス首相官邸10号館を情報源とし、国内の通信社であるPA通信に提供した情報によると、エリザベス大統領の葬儀参列に関して、ロシア、ベラルーシ、ミャンマーには招待状を送っておらず、イランも大使への招待にとどまっていることがわかった。

イギリスはロシア政府のウクライナへの侵攻を理由とし、ロシアとベラルーシに対する西側諸国の制裁に参加している。イギリスはミャンマーに対しても制裁を課している。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:瀬戸慈弘 )
( 記事ID:54066 )