アンカラで遠い親戚にあたる障害者、子供、老人らに物乞いをさせた反社会的勢力に対して警察の捜査が入り、5人が身柄を拘束された。容疑者の銀行口座にはここ1年の間に300万TLの資金流入があったことがわかった。
アンカラ警察局金融犯罪対策局の部隊は、県内の人口密集地域で障害者、子供、老人らが物乞いをさせているという告発を受けて捜査を開始した。約3ヶ月に及ぶ追跡の結果、5人の反社会的勢力メンバーが、数人の親戚を含む2人の子供、障害者、老人など計5人に物乞いをさせていたことが判明した。容疑者の住所特定後、同時並行で捜査が行われた。この捜査で、反社会的勢力のリーダーであるユヌス・エムレ・Dと、ハイリイェ・D、ハティジェ・D、エルジャン・C、オルハン・Cが身柄を拘束された。
反社会的勢力のメンバーが、物乞いをさせる人々を毎朝自分たちの車に載せ、県内の異なる人口密集地域に連れて行っていたこと、また物乞いの必要があるように見せるため古くボロボロの服を着せていたことがわかった。反社会的勢力のメンバーは、物乞いをさせられた被害者が集めた金を1日の終わりに集め、1日あたり2000〜2500TLを定期的にPTTや銀行の口座に振り込んでいたことがわかっている。物乞いをさせている間、また集めた金を口座に振り込んでいる間、警察は容疑者を追跡し、容疑者の銀行口座にここ1年で300万TLの資金移動があることを突き止めた。容疑者に対する警察の取り調べが続いている。
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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:54071 )