■計画相、政府と在カイロ米国商工会議所の協力継続を確認

【マフムード・アブドゥッラー】

ハーラ・サイード計画・経済開発大臣は在カイロ米国商工会議所のメンバーらと会談を行い、そのなかで同省およびエジプト政府と同商工会議所との間で協力と支援を継続することの重要性を強調した。また世界経済活動の最近の動向を踏まえつつ、すべての利害関係者間における今後の協力に向けた関心を表明した。

大臣は世界経済のパフォーマンスについて言及し、さらに世界中の成長率、インフレ率、および失業率に対する国際機関の予測を検討しつつ、一般的な地政学的展開に加えて新型コロナウイルスの拡大が経済成長に大きな影響を与えたと述べた。

サイード大臣は、エジプト経済の柔軟性の強化に加え、生産力と競争力の向上に集中することを目的とする、「国家構造改革プログラム」が2021年4月に開始されていることを明らかにした。同プログラムを通して、ディーセント・ワークへの就労機会の創出、生産様式の多様化および開発、ビジネス環境の改善、製造業の現地化、および輸出競争力の強化を図ることで、実体部門にみられる不均衡の根本的な原因に対処するという。

大臣によれば、同プログラムはエジプト経済において、輸出向け3部門、すなわち工業、農業、および通信・情報技術への比重を増大させることを目指しているという。

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（ 翻訳者:下宮杏奈 ）
（ 記事ID:54121 )