韓国「ハンファ建設」がイラク・ビスマヤ新都市建設事業を途中で断念
2022年10月11日付 al-Quds al-Arabi 紙


■韓国「ハンファ建設」、支払い遅延によりイラクの建設事業から撤退

【ソウル:DPA通信】

韓国の建設大手「ハンファ建設」は昨日月曜日、イラク側の分割払いの遅延を理由に、ビスマヤ新都市建設事業からの撤退決定を発表した。

韓国の聯合ニュースは、「ハンファ建設がイラク国家投資委員会(NIC)にビスマヤ新都市建設事業の解約を通知し、10月21日以降に解約の効力が発生すると公示した」と伝えた。

ハンファ建設は2012年から昨年までに、イラク側から約43億ドルを受け取った。これは大型事業の総工事費121億2000万ドルの43%に相当する。

ハンファ建設の関係者によると、「工事を継続すると損失が発生するおそれがあるため、イラク政府に解約を公式通知した。しかし、事業継続に強い意欲を示すイラク側の姿勢を考慮して、今後の協議次第では事業を再開する可能性もある」ということだ。

ビスマヤ新都市事業は、首都バグダード近郊約18.3平方キロメートルの敷地に新都市を建設する事業で、完工すれば10万8000世帯の住宅の入居が予想される。予定では5年以内に完成するはずだった。

事業の工程率は現在4割強。約3万世帯の住宅が完工して10万人以上が入居している。

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( 翻訳者:久木田麗磨 )
( 記事ID:54231 )