ヴァン商工会議所連合会(ESOB)のイサ・ベルゲ会頭は、ノールーズから始まり未だ続いているイラン人観光客の殺到が、都市経済に15億リラ(約121億2420万6600円)の収入をもたらしたと述べた。
あらゆる休暇を利用して自国からヴァンにやって来るイラン人観光客は、日中は買い物、夜は娯楽場で心ゆくまで楽しむ。
イラン人観光客の訪問により顔がほころぶヴァンの中小業者は、この訪問を一年中に拡大させるために必要なあらゆる努力をしている。ヴァン商工会議所連合会(ESOB)のイサ・ベルゲ会頭は、2022年9月までに約30万人の観光客が訪れたヴァンのホテルの利用率は90%に達したと述べ、この状況が中小業者たちを喜ばせていると語った。ベルゲ会頭は、パンデミック前にヴァンに殺到していたイラン人観光客が再び集まっていると指摘し、「ヴァンにはイランからの素晴らしいお客様がいる。我々はパンデミック前の状況を手にできて喜ばしく思う。イランからのお客様がヴァンを見捨てず、その以上の到来があり、我々の宿泊施設はいっぱいであると言える。ヴァン経済は約15億リラのレベルに達した。このことも中小事業者たちにとって大変喜ばしく、素敵なものである」と述べた。
■「ヴァンの中小業者はペルシア語を話して商業上の統合を果たした」
ヴァンがもはやイランと統合されていると指摘したベルゲ会頭は、「ヴァンの中小業者たちは、イランからのお客様の心理を理解し、彼らが心地よく感じ、心持ちに相応しい振る舞いを示し、それによって取引量を増やし、彼らの要望に応えている。我々はパンデミック前、中小業者たちがコミュニケーション上より容易に意思疎通できるように、お客様にこうした機会を良い形で提供できるように、ペルシア語と英語の講座を開催していた。我々の中小業者たちはペルシア語を話して商業上の統合を果たした。多くの小売店の入口にはペルシア語や英語による表示がある。そのため、宿泊施設、カフェ、レストランは非常に混雑している。お客様もレストラン、カフェ、宿泊施設で快適にコミュニケーションが取れる。このことも我々にとって喜ばしい」と述べた。
発表の中でヴァンの中小業者たちに呼びかけたベルゲ会頭は、「自分達をいくら向上させようと、もう一段階上に行くことが必要である。お客様に対して家族の一員であるかのように振る舞うことが必要である。時々小さな支障が起こり得るが、イランからのお客様は、ヴァンでまるで自身の故郷であるかのようにくつろいでいる。我々の中小業者たちはこの点で自身を向上させ、成長させているからである。私はそうしたヴァンの中小業者たちに感謝を表明する」と話した。
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( 翻訳者:田原紗樹 )
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