イズミルで昨日発生したマグニチュード4.9の地震で、自宅のバルコニーから飛び降り死亡したエフェ・アルタイ・サラルさん(18歳)が最後の旅路へと送り出された。
災害緊急時対策庁(AFAD)からの情報によると、昨日の3時29分にイズミルのブジャ地区を震源地とするマグニチュード4.9の地震が発生した。地震によりパニックを起こした人たちは、7人が負傷、うち1人は重傷を負ったほか、ミナレットの損傷や20軒近くの建物にひび割れが発生した。地震が原因で自宅のバルコニーから転落したマニサ・ジェラル・バヤル大学の機械工学科の学生、エフェ・アルタイ・サラルさんは、重症のため搬送された健康科学大学のボジャカ教育研究病院で死亡した。
検死後の今朝、サラルさんの遺体は親戚に引き取られ、祈祷のためにスィリニエル中央モスクに運ばれた。エフェ・アルタイ・サラルさんの母親のセルマ・サラルさん、姉のゼイネプ・アセナ・サラルさん、ブジャ地区の自治体の長のエルカン・クルチ氏、そして親戚、友人が葬儀に出席した。エフェさんの母親と姉は、棺の前でずっと泣いていた。祈祷の後、エフェ さんはギョクデレ墓地に埋葬された。
■負傷者の治療が続けられる
一方、地震で負傷した5人について、うち3人はボジャカ教育研究病院にて、残りはテペチク教育研究病院とチグリ教育研究大学で治療が続けられており、命に別条はないことが判明した。
■損傷評価の作業
さらに、ブカを震源とするこの地震で被害を受けた構造物を特定するため、昨日イズミルの環境・都市開発・気候変動局のチームによって被害評価調査が開始されたと公表された。チームはすべての報告を確認し、現時点では大きな破壊を受けた建物は確認されていないと発表された。
地震でミナレットが損傷したセラハッティノール・モスクでも調査が行われたことが分かった。モスクの所在地には、自治体のチームによって「立ち入り禁止」と書かれたフェンスが設置された。ミナレットに上った作業班は危険なレンガやブロックを撤去している。ミナレットは近日中に完全に取り壊される予定である。
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( 翻訳者:宮崎友裕 )
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