チャブシュオール外相「穀物輸送は続く」
2022年11月08日付 Hurriyet 紙


メヴリュト・チャウシュオール大臣は、穀物回廊の合意に関する濃密な会合の日程をこなしていると述べながら、「ロシアの穀物と肥料輸出に対しての妨害はまだ完全には取り除かれていない。ロシアの期待に応えるという方向でどのようなステップを踏み出すことができるのか、それらの要素の評価を行っているところである。イスタンブル合意の期間は4か月である。それぞれの陣営からの抗議がこなければ、合意の期間は伸びることになる。再び合意をする必要はない。」と述べた。

ベシュテペで開催された大統領内閣府?ののちにあるグループの新聞記者の話題に対しての質問に返答をおこなった外務大臣メヴリュト・チャウシュオール氏は、以下のように語った。

■決定的な会合だ

アンカラにおける会合は、具体的なステップが踏まれるという観点から決定的な会合となるだろう。ノルウェー政府は実際のところ、全ての発表とともにこの方向でステップを踏むだろうと言っている。さらに前の三者合意の適用のために結成された定例合同議会の最初の会合が、ヘルシンキで開催される予定だ。一つ前の政府選挙前にはこの会合をストックホルムで行おうという勇気はおこらなかった、そのためにフィンランドで開催することになったのだ。現在はストックホルムで開催されるでしょう。この会合では再び、合意の調印が議題となるでしょう、3者の形で一体何が行われたのか、何がおこなわれなかったのか、これらが検討されることになります。そこからも報告書が来ることでしょう。そののちに再び評価がなされるのです。

両国ともにいくつかのステップを踏み出しました、しかしながらこの段階で宣誓を実行に移したというのは困難です。今後に踏み出される歩みが明らかにされるという点で行われる会合が決定的であると評価を行っています。

エジプトでのノーマライゼーションのプロセス:エジプトにおけるノーマライゼーションのプロセスは、私たちが望んでいるレベルの速度ではありませんが、これは、私たちのせいではありません。」

■調整を行っています

穀物回廊合意:もしも注意をされるのでしたらお気づきかと思いますが、私たちには非常に濃密な折衝の回廊が存在しています。ロシアが合意へと戻ったのちにも私たちは高い頻度で電話会談を行っています。我が大統領、プーチン、ゼレンスキー、そして国連総長グテーレス氏と会談を行いました。私も、再び国連総長グテーレス氏、アメリカ合衆国外務大臣ビンケン氏、ウクライナ外相クレバ氏とロシア外相ラヴロフ氏と電話会談を行いました。更には、NATO総書記ストルテンベルグ氏とも会合を行いました。オランダの外務大臣とも会談を行いました。オランダは、特に肥料輸出の面において非常に重要な国です。この間に国連総書記ともいくつかの折衝があります。総局長は、ロシアが穀物と疲労の輸出の前における妨害は完全には取り除かれなかった。

■これを実現するためにはイスタンブルで再び合意の調印をおこなう必要があるのか?

「イスタンブル合意の期間は4か月です。様々な陣営からの要請が来なかった場合には、合意の期間が延びることになるだろう。再び、合意を行う必要はありません。ロシアの肥料の輸出というのは、達成した合意の一部にすぎません。ロシア人たちがこの要望に応えなかったということに関してのいくつかの不安があります。今、この不安が完全に取り除かれるための外交が行われているのです。」

■いくつかの禁止事項がある

ギリシャの中央マケドニア地域大臣ティツィコスタス氏はトルコに戻る前に帰還をした。

「ここでの含意がなかったというのははっきりしている。技術的な問題のためにギリシャの住人たちの我が国への入国が遅れてしまったのです。この技術的な問題が取り除かれたのちに、ギリシャ人たちは我が国への入国を許可されたのです。」


■好意的に考えている

アラブ首脳サミットで、長い間断が空いたのちにトルコに対して批判が起こらない理由

「トルコに対しての二つの継続的に認められた決定が存在していました。初めて長い時間を空けたのちに、この二つの文書が認められなかったというような通達もまた、トルコに対してはいかなる言及もされませんでした。この理由は、エジプトと湾岸諸国を含めていくつかのアラブ諸国との私たちとの関係が「通常化」し始めたからです。私たちには、さらにエジプトとの合意が存在しています。つまりは、これらの諸関係が通常化する中で、国際プラットフォームにおいて、それぞれが衝突することはないのです。更には、アラブ首脳サミットでの決定を、パレスチナの裁判のように合同の私たちの裁判がともに守られるという観点からも、とても好意的に考えています。」

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:54412 )