ギリシャ、トルコ非難「ロシア制裁に従わず金儲けしている」
2022年11月10日付 Cumhuriyet 紙

ギリシャのミルティアディス・ヴァルヴィチオティス外務省副大臣は、トルコのロシアとの関係を批判し、トルコはロシアに向けて制裁を行なっていないことについて「問題である」とした。

ギリシャのミルティアディス・ヴァルヴィチオティス外務省副大臣は、NATO国会議員会議の地中海中東特別委員会において、トルコにメッセージを送った。

ヴァルヴィチオティス氏はトルコがロシアに対する制裁をせずに「特別な経済利益」を得ており、それによりギリシャや他の国々が苦しみ、「収入を失っている一方で金儲けをしている」と主張した。

ヴァルヴィチオティス氏はトルコがNATOの政策に従わずにロシアに対する制裁を行なっていないことに関して「問題である」と非難した。

ロシアからギリシャに訪れる観光客の流れは新型コロナウイルスの感染拡大前の2019年には90万人であったのが、今年は0人まで落ち込んだことを述べたヴァルヴィチオティス氏は、ギリシャと他の全ての国々が特にエネルギー、観光、輸出の面で代償を払っているのに対し、トルコが制裁をせずに「ロシアに窓口を作った」とし、「特別な経済利益」を得たと主張した。

ヴァルヴィチオティス氏は、「いくつかの国が苦しい思いをしているこの時期に、他のいくつかの国は金儲けをしている。トルコは、ロシアからの訪問客を増やすために飛行機の座席数を2倍に増やした。船を他の港に泊めていたロシア人も、今はトルコの港に移動している」と話した。

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( 翻訳者:瀬戸慈弘 )
( 記事ID:54420 )