OPEC元イラン代表 イラン・ロシア間のガススワップは双方に利益がある協定
2022年11月04日付 Iran 紙
OPEC元イラン代表は、イランとロシアのガススワップ協定を全体として評価できるものであり、双方に利益のある協定であると述べた。
【イラン電子版】OPEC元イラン代表であるモハンマドアリー・ハティービー氏は、「概してロシアとのスワップ協定は評価できるものだ」と発言した。
ロシアは欧州における自国のガス市場を失いつつあるため、ガスの新たな市場や顧客を求めており、また確かにこの状況は、イランが上記市場に参入する絶好の機会となり得るという点で、実際にこの協定は双方に利益のある取引である。
イラン・ロシア間のガス協定は、同時に、イランとロシア自身を取り巻く新たな市場を提供することになるためロシアにとっても利益のあるものであり、また我々もこの協定によって一年の寒い季節における国内の需要や不足分を補填でき、他国へのガス輸出により収益を享受することもできる。なぜなら、イランは寒期以外はガス不足に陥らないからである。
上記協定はイランにとって非常に有益であるが、平和パイプライン[イラン・パキスタン間ガスパイプラインで、イランからパキスタンに天然ガスを供給するために建設中だが、完成が大幅に遅延している]のような他プロジェクトと同じ轍を踏まないよう、必ずフォローアップし、履行しなければならない。
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( 翻訳者:YK )
( 記事ID:54438 )