エルドアン大統領、プーチン大統領と電話会談
2022年11月18日付 Milliyet 紙

昨日、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、トルコ、国連、ロシア連邦、ウクライナ間の穀物合意に関し新たな決定を行ったと公表した。同決定に続き、今日エルドアン・プーチン間で重要な会談が行われた。

トルコ、国連、ロシア、ウクライナ間で署名された穀物合意の期間が延長された。エルドアン大統領は素晴らしい進展をSNS上で共有した。

エルドアン大統領は、これまでの4か月間に500隻近い船で1100万トン以上の穀物と食糧が必要とする人々に届けられることで、この合意が世界の食糧供給と安全性にとってどれほど重要で有益であるのかを再認識させた。

エルドアン大統領が公表した合意に至った会談は、国防省の取りまとめによりイスタンブルのカレンデル館(Kalender Kasrı)で行われた。前向きで建設的な雰囲気の中、2者および4者で行われた会談では、より多くの穀物を需要者に届けるために取り得るさらなる手段が議論された。

昨日エルドアン大統領はSNS上に投稿を行い、次のように伝えた。

「トルコの招致で実現した4者会談の結果、トルコ、国連、ロシア連邦、ウクライナ間の決定によって、黒海穀物回廊合意が2022年11月19日から120日間延長された。

これまでの4か月間に500隻近い船で1100万トン以上の穀物と食糧が需要者に届けられることで、この合意が世界の食糧供給と安全性のためにどれほど重要で有益であるのかをはっきりと目の当たりにした。

合意の延長決定を示した国連、グテーレス事務総長、プーチン・ロシア大統領、ゼレンスキー・ウクライナ大統領に感謝している。尽力してくれたすべての人々を祝福する。幸運を祈る。」

■エルドアン・プーチン間で重要な会談

会談に関する詳細は大統領府によって公表された。声明には以下の内容が含まれた。

エルドアン大統領は、ロシアのプーチン大統領と電話会談を行った。会談では、トルコ・ロシア関係と穀物回廊に関する進展をはじめとして、地域的課題が議論された。

エルドアン大統領は、会談の中で、穀物輸出に関するイスタンブル合意が120日間延長される件で彼[が見せた]建設的な姿勢ゆえに、ロシアのプーチン大統領に感謝した。

ロシア・ウクライナ戦争の長期化がリスクを高めることになり、このため外交的会談の活発化が必要であるとしたエルドアン大統領は、ロシアとアメリカの諜報局長がトルコで接触したことが、地上[戦]で制御不能な事態に激化するのを避ける点で重要な役目を果たしたと述べた。

エルドアン大統領は、トルコに天然ガスの拠点を建設するというプーチン大統領の提案に満足していると話し、共通の目標に一刻も早く到達するために作業チームが必要な技術的・法的・商業的な検討を今後行うと明言した。

エルドアン大統領は、イスタンブルでのテロ事件に関し伝えてきた弔意つきプーチン大統領に謝意を示した。

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( 翻訳者:関口ひなた )
( 記事ID:54468 )