穀物輸出合意が4か月間延長された後、世界からトルコへ謝辞が伝えられた。
穀物輸出合意の延長後、多くの国がトルコの尽力に感謝した。
■グテーレス国連事務総長「トルコの決意」
アントニオ・グテーレス国連事務総長はロシア・ウクライナ間でトルコと国連の仲介によって調印された穀物輸出合意が120日間延長された後にTwitterアカウントから行った投稿で、合意が更新されて喜ばしく思うと述べた。
グテーレス事務総長はタイイプ・エルドアン大統領とトルコに感謝し、「彼らの寛大さと決意がなければ、この計画は実現しなかった。イスタンブルは並外れた外交的成功の中心であり続ける。」と評価を述べた。.
■ゼレンスキー大統領「個人的に感謝を述べる」
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は「黒海穀物回廊合意」としても知られる黒海穀物計画の継続について行われた決定について、タイイプ・エルドアン大統領とアントニオ・グテーレス事務総長に感謝した。
ゼレンスキー大統領はTelegramのアカウントから映像でメッセージを投稿した。
ゼレンスキー大統領は穀物計画のおかげで8月1日からウクライナのオデーサ地域の港から450隻超の輸送船で合計1100万トン近くの食料品が輸出されたと伝え、以下のように続けた。「この仕事を実現するためにあらゆる手を尽くし援助した協力者たち全員に感謝する。グテーレス国連事務総長、トルコとエルドアン大統領に個人的に感謝を述べる。」
■イタリア「鍵となる成果」
イタリア外務省は黒海穀物回廊合意がトルコ、国連、ロシア連邦とウクライナの間で行われた決定のなかで延長されたことを嬉しく思うと発表した。外務省はTwitterの公式アカウントから行った投稿で「イタリアは黒海の穀物輸出合意が更新する合意に達したことを喜んで歓迎する。国連の尽きない外交的努力と、トルコの称賛に値する努力によって可能となった、世界の食糧安全保障にとって鍵となる成果だ。」と述べた。
■カタールから尽力へ賞賛
カタール外務省は書面での声明で、黒海からの穀物輸送合意が120日間の延長を喜ばしく歓迎すると述べた。声明では、穀物輸送は世界の食料危機を軽減しようという望みの中にあり、カタールは国連とトルコがこのプロセスで行ったあらゆる尽力に感謝すると述べられた。
■アラブ首長国連邦「食糧不足を解決する」
アラブ首長国連邦の外務省がおこなった発表で、ウクライナの港からの穀物輸出合意が延長されることを喜ばしく思うと述べた。発表ではトルコと国連の手厚い努力に感謝すると述べられ、ウクライナとロシアから黒海を通って4ヶ月間穀物製品輸出が行われることで世界の食糧不足を解消する助けになると言及した。
■各国の負担を軽減する
バーレーン外務省が出した声明でもトルコと国連の合意延長における尽力を賞賛した。声明では穀物輸出合意の4ヶ月間の延長によって食材の問題が発生している各国の負担軽減に貢献すると強調し、ロシアとウクライナの前提条件なしの直接交渉プロセスを開始し、戦争を終わらせてほしいとの願いが伝えられた。
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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:54495 )