エルドアン大統領、「アサド大統領との会見はありえる」
2022年11月24日付 Cumhuriyet 紙
公正発展党の会派会合後、公正発展党のレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は(記者からの)質問に答えた。かつて「殺人者」だと言ったシリアのバッシャール・アサド大統領とエジプトのスィースィー 大統領に関連して「会見はありえますか」との質問に対して「ありえる」との言葉を返した。
公正発展党のエルドアン大統領は、党の会派会合の後に記者からの質問に答えた。「(大統領は)バッシャール・アサド大統領と会見される予定はありますか」という質問に答弁したエルドアン大統領は、「アサド大統領との会見はありえる。政治において怒りや憤りはない。最終的には、適当な条件下で段階的に進めていくことになるだろう」と述べた。
他方、スィースィー大統領との二度目の会見は、いつになるのかという質問に対しては、「日付を言ってもいいのか」という言葉とともに返答した。
エルドアン大統領が2022 FIFAワールドカップの開会式に参加するために訪れたカタールにおいて、スィースィーと握手を交わしたことは、論争を呼び、野党は、非常に強い難色を示した。
■セルヴィ氏がコラムに(大統領が)日付を述べたと寄稿した。
与党に近いことで知られるヒュリエットのコラムニスト、アブドゥルカディル・セルヴィ氏は、スィースィー 大統領との会見の後、エルドアン大統領はアサド大統領と2023年の選挙の前に会見する可能性があると書いた。
「二人の指導者の会見は、選挙の前に行われる可能性が高いと言われています」と明かしたセルヴィ氏は、会見にはロシアのウラジミール・プーチン大統領の主催で行われる可能性があると述べた。
セルヴィ氏は、会見の背景には、「偉大な戦略」と名付けられた、ある概念が存在することを示唆しつつ、「偉大な戦略により、グレーな領域を統括し、危惧される問題を取り除き、課題となっている関係性を改善する必要があります」と話した。
セルヴィ氏は次のように続けた。
「確かにエルドアン大統領は、自身でも述べたようにアサド大統領と会見するでしょう。(エルドアン大統領は)そのための条件が成熟するために取り組みをしています。では、どのように機が熟すのでしょうか。サウジアラビア、アラブ首長国連邦、エジプトとどのような関係になるかによって、そうなるでしょう。というのは、この概念の4つ目の輪では、シリアだと云われているからです。サウジアラビアとアラブ首長国連邦との関係を、裏口外交により深化させた後、国家首脳たちが握手するに至ったのです。
私の考えでは、追従すべきです。これで終わるべきではなく、シリア・アラブ共和国のバッシャール・アサド大統領とも会談の機会を開き、テロ組織に対して共通の意志を形成すべきです。トルコがエジプト、シリア、イラクには歴史的にとても強いつながりがあり、そのことは知られています。直接的な2国の会談を始められなければ、敵対する勢力は、トルコとシリアの仲を分かつ可能性があります。我が国の近隣諸国と建設的かつ積極的で発展性があり、誠実な対話を持つことは、同時に2023年の目標にも適うものです。」
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( 翻訳者:関颯太 )
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