トルコとリビアの間で10月3日にトリポリで調印された、両国が共同で天然ガスの掘削することを許可した覚書について、ギリシャは国連 (UN) に苦情を申し立てた。
ギリシャの国連大使マリア・テオフィリは、11月17日付のアントニオ・グテーレス国連事務総長への書簡で、覚書は国際法に反し、ギリシャの主権を侵害していると主張した。
書簡には、当該覚書に対する国際的な反応も含まれていた。書簡では、ギリシャは海事管轄区域が定められていない地域で「ab initio」(最初から)と「ipso facto」(自発的)の権利の両方を持っていること、また(トルコとリビアの)了解覚書は2020 年にリビアに設定された「ロードマップ」にも反すること、が主張された。
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( 翻訳者:宮崎友裕 )
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