イラク:経済情勢に関する大統領の見解(2)
2022年12月14日付 al-Sabah al-Jadid 紙

■ラシード大統領が国際金融公社の対中東地域使節団を歓迎…「我々は先進的かつ繁栄した国を築くことを可能にする人的・自然資源を有している」

【バグダード:本紙】

さらに「イラク国民の熱望に応じ、経済を援助することためのサービス計画を確立する上で、現在国の持つ潤沢な資金を活用することの重要性」を指摘した。一方で大統領は使節団に対し、「行動と達成を遂行すること」にならび、「会議をもつことだけに満足しないこと」の重要性を説いた。

この文脈において、大統領は「時間を節約し業務の遂行を保証するための規範と法律を考慮におきつつ、関連する国家機関が作業にあたるうえでの形式主義を削減することの必要性」を強調した。同様に、「それがより迅速、正確かつ安全なものになるよう、イラクの財政・銀行システムを開発する必要性」を確認した。

さらに大統領は経済支援の手段に関して、「収入源を多様化することの重要性」を説きつつ、「イラクは、2003年以来停止している非常に多くの工場を有している。それらを再活用して復旧させ、それを国家財政の支援および雇用機会の提供のための源泉としなくてはならない」と指摘した。また、「イラクの農業分野は怠慢に苦しんでいる。農業と灌漑における近代的な手法を採用することによって、この分野を支援するための計画を策定することも可能である」と述べた。

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( 翻訳者:萩原優太 )
( 記事ID:54641 )