日曜朝方以降、シベリアからの寒気の影響を受けるとみられるイスタンブルでは、木曜日まで断続的な降雪が予想される。イスタンブルのアリ・イェルリカヤ知事と防災対策センターより、続けて降雪情報が公表された。
一週間にわたりバルカン半島上空からの雨を伴った寒気の影響下にあるイスタンブルでは、日曜の朝8時からはシベリアからのさらに強い寒気の影響を受けると予想されている。
イスタンブル広域市防災対策センター(İBB AKOM)のデータによると、寒気は北寄りの風が風速60~80キロの暴風となって到達する。寒気により気温は5~7度を観測し、さらに降雪の基準値(−1~3度)にまで低下するとみられている。寒気と暴風は同時に来ることにより、県全域で雪の混じった雨または強い降雪がもたらされると予測される。
◇吹雪が予想される
日曜朝方から街の中心部で雨もしくは雪の混じった雨のようになるとみられ、北部及び高地(チャタルジャ、アルナヴトキョイ、チェキメキョイ、ベイコズ、シーレ、アイドズ)では雪となることが予想されている。雨は昼以降、県全域で暴風を伴ってところにより強い雪となっていくことが予想されている。
◇イェルリカヤ知事、土曜・日曜に警戒
イスタンブルのアリ・イェルリカヤ知事はSNSへ投稿した声明の中で、次のように述べた。
「大切な住民の皆さん、16時時点で気象庁地方局から得た情報によると、イスタンブルでは土曜日と日曜日には雪の混じった雨が予想される。どうか注意を払い、警戒しましょう。経過は継続的にお知らせします」
◇気温はところにより0度を下回る
木曜朝方までイスタンブル上空で勢力を持つと予想されるシベリアからの寒波により、気温はところにより0度を下回るおそれがあり、それにより凍結を伴った強く、ところにより激しい降雪が予想される。
寒気と予想される降雪により発生する影響に対し市民に警戒を呼び掛ける一方で、イスタンブル広域市降雪対策チームは一週間にわたりAKOMの協力の下に現場で対応する。都市交通および降雨は24時間カメラで監視され、雪が降り凍結した主要道路は直ちに対処する。何千人もの職員と車両を投入して現地で活動するイスタンブル広域市チームは、早期凍結警告システムのデータを活用し、道路で直ちに必要な対応を行う。市民に対しても、天候や降雨・降雪に関する情報提供を行う。
◇「日曜日は外出しないように」
CNNトルコのオルハン・シェン気象予報士はSNS上で、「イスタンブルでは、今日金曜日は雨が降っています。夜には止むでしょう。正午頃の気温は心不全を引き起こす程です。気温は8度。日曜日は雪が降るため、家にいるようにしましょう。月曜から火曜、あるいは水曜日まで降るでしょう。月曜日も学期休みに含めるとよいでしょう」とイスタンブル市民に警戒を促した。
◇長期休暇は延長されるか?
2月6日(月曜日)には学校が再開し、二学期が始まる。降雪が複数の県で強くなってから、学校にも目が向けられた。1月31日時点では、雪休みに入る方向での公式発表はない。
◇17県で4521の村が孤立
黒海及び東アナトリア地方で勢力を増した雪により、17県で複数の都市間道路と、約4521の村の交通が途絶えた。対策班は、そうした道中で立ち往生する人々を救助するべく集中的な活動を行った。悪天候により、ビンギョル県にある特別教育・リハビリセンターは2日間休校となった。マラティヤ県では、トゥルグト・オザル大学で試験が延期された。
エスキシェヒル中心部では、今季初の雪が降った。深夜から断続的に強まった雨により、ドライバーらは前進するのに苦戦した。
◇「注意」するようにとの警告
気象総局第12地方局は、降雪がエルズルム県で強く、ところにより激しくなっているとして、交通においては渋滞、凍結、霜、スリップ、暴風といった悪影響に注意し、警戒するよう求めた。
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( 翻訳者:関口ひなた )
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