娘を失った演劇俳優オルハン・アイドゥン、涙のツイート
2023年02月18日付 Milliyet 紙
俳優のオルハン・アイドゥンの娘であるエイレム・シャファク・アイドゥンさんが、ハタイ県でがれきの下に取埋もれ、地震災害の6日目に死亡した。36時間続いた捜索・救助活動の後、言い表せないほどの辛さを味わった名優は、Twitterで娘の写真を共有し、心痛むメッセージを投稿した。
カフラマンマラシュ県パザルジュク郡で2月6日月曜日の4時17分にマグニチュード7.7の地震が発生した。さらに同日、エルビスタン郡で13時24分にマグニチュード7.6の地震が起こった。9時間の間に発生した大地震は、カフラマンマラシュと他9県で倒壊をもたらした。
■「可愛い娘よ、がんばってくれ」
舞台・映画俳優のオルハン・アイドゥンは以前ソーシャルメディアに、娘と連絡がつかないと投稿していた。その後、娘のエイレムさんと元妻のエリフ・トルン・オネレンさんががれきの下に取り残されていることを明らかにし、援助を求めた。元妻エリフ・トルン・オネレンががれきの下から出されると、「子どもの母親であるエリフ・トルン・オネレンをがれきから人々が救いました。次は娘だ。かわいい娘よ、がんばってくれ。彼女は私の唯一の存在であり、とても辛い。祖国のために泣いています。我々を救うのはただ団結のみだ」と記していた。
地震災害の6日目にオルハン・アイドゥンの娘、エイレム・アイドゥンさんからつらい知らせが届いた。ハタイで36時間続いた救助活動の後、エイレムさんの遺体が発見された。
■「オルハン・アイドゥンに良い知らせを届けられなかった。」
マルテペのアリ・クルチ市長は、「オルハン・アイドゥンに良い知らせを届けられなかった。とても悲しい。36時間中断されることなく続いた救助活動の後、ご息女エイレム・シャファク・アイドゥンさんががれきから引き出されました。お悔やみ申し上げます」とメッセージを出した。
■「子供は父親より先に死んではいけない」
オルハン・アイドゥンは、娘の死の5日後、心痛む投稿をした。Twitterのアカウントに娘のエイレム・シャファク・アイドゥンさんの写真を投稿した名優は、「子供は父親より先に死んではいけない」というメッセージを記した。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:堀越万桜 )
( 記事ID:55063 )