ガズィアンテプ広域市のファトマ・シャヒン広域市市長は、オーウゼリ郡に日本の派遣隊によって設置された野外病院の活動を視察し、同病院をいたく気に入ったと述べた。
ファトマ・シャヒン広域市市長は、医師14人を含む計70人の日本の国際救援隊医療班が手術、検査、レントゲン検査といった医療サービスを提供する野外病院を視察した。この訪問で、シャヒン広域市長は日本からやって来た石原猛隊長から病院に関する説明を受けた。
シャヒン市長は、現場での発言の中で、世界の地震史上最大の災禍を経験したと述べ、「私たちは日本と以前に耐久性の高い都市の活動をおこなった。地震前、地震時、地震後に何を行うべきかについて話をおこなっていた。この理論上の作業は、今日、この大災害で被害復興にとって、どれほど大きな道標になったことか」と語った。市長は、数多くの野外病院をめぐり、これほど微細によく考え抜かれた病院を初めてみたと述べ、次のように続けた。
「これほど素晴らしい病院を始めてみた。実際に日本政府もこれほどの規模のものを当地で初めて設営したと述べている。善意と慈悲が高まった世界の中で、断層は崩れるかもしれないが、善意の繋がり、慈悲の繋がり、愛情の繋がりは私たちを早急に回復させ、共に傷を癒すことになろう。私が目にした病院は5000㎡の屋内型のものである。病院内部には患者にとって必要なすべてのものがある。分娩室から検査室まで、背後には大きな集中治療室もある。全てを装備した通常の病院に行く必要が全くない、ここにはすべての技術インフラがあり、人的資本がある。日本の最大の特色は、専門家・専門化の中で育った人的な力である。日本の国際救援隊医療班は養成された人的な力を擁して、今日、ここにいる。科学技術や機械だけではなく、医師やこの分野を専門とする人々とともに、ここにいるのである。」
(後略)
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( 翻訳者:金子萌 )
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