地震被災者「強くならざるをえない」
2023年03月08日付 Hurriyet 紙


テント村での過酷な生活が被災した女性たちにより大きな影響を与えている。自分の子供達のためにより強くならざるを得ない女性たちは、トイレ、シャワー、清潔な下着といった生活の基本となる衛生面が不足していることに何とか対応しようとしている。

地震から避難してきた人たちは、テント村で生きていくため抗いながら、新たな生活に適応しようと頑張っている。被災した女性たちはテント村の困難な生活に順応しようとしている。

被災女性たちは、トイレ、シャワーといった基礎となる衛生面での必須物を何とか賄おうとしている。 清掃用品を手に入れることが難しいため、女性、子供たちはシラミの危険に直面している。彼女たちは衛生と食糧といった問題のほか、地震の影響を受けた子供達が日常を回復する中で注意を払わざるを得ない。

■寝ていない

アイギュル・インティザモールさんは、子供達を新たな生活に慣れさせるため抗っていると説明し、12歳になる息子が毎日、地震が発生した時刻である午前4時17分になるまで眠ることなく待っていると説明し、「生活環境は厳しい。しかしこの条件を現在見ている状況ではない。12歳の息子があの瞬間を忘れることができるように私もとても努力をしている。子供は毎日、地震が発生した時刻になるまで眠らずに待っているからである。」と加えた。

■私たちは努力している

テント村に滞在する主婦のギュレム・ユルドゥズさんも、子供達の前では強くいようと頑張っていると説明しながら、以下のように述べた。「地震で私たちの家族のうち15人が亡くなった。こうした悲しみを抱えながらも、子供達の前では弱いところを見せまいと頑張っている。彼らのメンタルが回復するために格別注意を払っている。女性であることによる困難もある。女性たちはテント村においてシャワー、トイレの必要を満たすのに大きな問題を抱えている。」

■困難の渦中にいる

イズミル広域市で女性向けの活動を行っている心理学者のイレム・ヌル・ウチャルさんは「女性たちは『安全であるかどうか』について最も気にしている。地震が子供達に及ぼした影響を最小限にするために強くいるよう頑張っていることが彼女らをより苦しめている。3月8日の国際女性デーでは朝ごはんのイベントを開催するつもり。」と述べた。

■テントで料理することはとても大変

4人の子供の母親であるエミネ・チェリキさんも「夫が心臓病を患っているため時々、配られる食事を受け取らないのです。このため、時々自分でテントの中で料理している。テントで料理することは本当に大変です。しかも子供達の世話もしています。ここで経験している最大の問題の一つが洗濯です。自分たちで何とか洗おうとしていますが条件がとても不十分なのです。」と述べながら、困難な状況を説明している。

■清潔な下着の問題がある

フィリズ・サクジュさんも衣類について問題を経験したと述べながら、「送られてきた援助物資の中には衣類があります。しかしこれらが全員に行き渡るわけではありません。何日も同じ衣類を使用せざるを得ないのです。」と述べた。23歳の麻酔科医であるメルヴェ・カラスンさんも、地震後の数日間は車の中で過ごし、その後テントに移ってきたと明かし、次のように述べた。「テント村に暮らす女性たちは女性特有な日々にとって必要な一部の基本的なものを賄うのに困難を経験しています。下着の問題は重要な問題と明らかになりました。テント村に来ることが出来たあと、部分的であれ、シャワーの問題は解決されました。」

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( 翻訳者:伊藤颯汰 )
( 記事ID:55178 )