エネルギー省地下資源調査隊、断層調査修了、315キロ断層確認
2023年03月11日付 Cumhuriyet 紙
カフラマンマラシュ県とハタイ県を中心とした地震の断層に関する調査を終えたエネルギー天然資源省の地下資源調査(MTA)隊は報告する段階に入った。
エネルギー地下資源省の発表によると、「世紀の大災害」と言われるカフラマンマラシュ県を中心とした2月6日の地震ののちにMTAの調査隊が破壊の影響と断層の状態を調べるために現地入りした。
調査隊が現地での調査の枠内で北東部のヤルプズルと南西部のアンタキヤ空港の南方に至るまでの計315キロの長距離におよぶ地表の断裂に関して271件の調査を行った。
まず、2月6日4時17分に発生したカフラマンマラシュ県パザルジュクを震源とした地震に関して空と地上から225キロの地帯をスキャンし、モデル化をした。続いて、2月6日13:24に発生したカフラマンマラシュ県エルビスタンを震源とした地震に関連して北東部のエスキキョイ(マラティヤ県ドアンシェヒル郡)と西部のギョクスン(カフラマンマラシュ県)間の地帯における177キロに及ぶ長さの地表の断裂について計80の調査を行った。最後に、2月20日にハタイのデフネ郡におけるマグニチュード6.4の地震に関して、その要因となった45キロの長さのアンタキヤ断層で26の調査が行われた。
エネルギー天然資省のファティフ・ドンメズ大臣は、MTA調査隊の現地調査と活動を毎日確認し、調査隊から常に情報を得た。
これらの地図は、作成したのちに一般の市民や国内外の地質学者に共有をするとのことである。
■ 地震後に湖沼が形成された
発表で見解を述べたMTA地震調査隊員のアクン・キュルジェル博士は、地表断層に関連する調査を行ったと話した。
地震の地表への影響についてキュルジェル博士は、ハタイ空港の地域において最近行った調査に関して次のように述べた。
「私たちがいるのはハタイ空港の南方の部分です。仮にこの場所に2月5日に来ていたのなら、ほかの隣接地域と同じように平らな土地であったでしょう。しかし、地震の後に発生した地表断層にともない地質学研究では湖沼と言われる湖が形成された状況にあります。断層に並行な湖の長さは約100メートルで、幅が40メートルほどに達しています。当該地域では、1メートル20センチの変位があります。このことに類似する地形変化は、大きな地震の後に起こりえます。大地震は、その土地に一定の跡を残します。私たちは、この跡を追って地図を作成する取り組みを行っています」
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( 翻訳者:関颯太 )
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